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調整作業工数を75%削減する近接スイッチ、アズビルが「従来の概念を覆す」

2019/12/2(月) 8:10配信

MONOist

 アズビルは、「IIFES2019」(2019年11月27~29日、東京ビッグサイト)において、新開発の2出力近接スイッチ「アジャスタブル近接スイッチ H3C(以下、H3C)」を参考展示した。マシニングセンターなどの工具交換時におけるクランプ位置検出の作業工数を75%削減できるという。2020年2月に検出距離が3mmのM12を発売し、その後順次ラインアップを拡充する方針だ。

 一般的に近接スイッチは、閾値内に近接する磁性体の有無をオン/オフで検知するセンサーとして用いられている。クランプ位置の検出では、アンクランプ、ミスクランプ、クランプ、空クランプという4位置を検出する必要があるため、2個の近接スイッチを使って、そのオン/オフの組み合わせを基に4位置の検出を判断する。

 しかし、複数の近接スイッチの設置位置調整には時間がかかる上に、作業者によって調整作業の時間や品質にばらつきが生まれる。さらに、検出余裕度が分からないため、現場での再調整が求められることがある。

 新たに開発したH3Cは「近接スイッチの概念を覆す」(アズビルの説明員)という、2出力を備える近接スイッチである。1個のデバイスが2つの出力を備えることで、複数の近接スイッチを使わなくてもクランプの4位置を検出できるようになった。また、オートチューニングによって2つの出力の最適な閾値を自動で設定できるので、設置位置の調整に時間がかからない。つまり、2個のデバイスを使って4位置の検出ができるように調整する作業が、1個のデバイスを設置してオートチューニングするだけで済むので、75%の作業工数削減になるわけだ。

 さらに、PCローダで検出余裕度をモニタリングできるので、現場での再調整の手間もかからない。

 なお、クランプ位置調整の他にも「ターンテーブル位置など、さまざまな調整用途での活用が期待できる」(同説明員)としている。

MONOist

最終更新:2019/12/2(月) 8:10
MONOist

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