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【特集】乳がん患者にも“おしゃれ”な下着を...自身の経験をもとに起業し開発 笑顔に向けて挑戦する女性社長

2019/12/2(月) 15:50配信

MBSニュース

京都のある会社が、“がん患者のための下着”を販売しています。それは、乳がんによって乳房を摘出した女性たちが「今までと変わらず、おしゃれな下着をつけたい」という願いを叶えたものでした。多くの乳がん患者を笑顔にする下着企画会社の女性社長を取材しました。

レースや花柄 普通の下着のように見えるが…

レースや花柄、きれいな下着を見つめる中村真由美さん(58)、京都市の下着企画販売会社「アボワールインターナショナル」の社長です。中村さんの会社の商品は一見、普通の下着のように見えるのですが…

「乳がんの人たちって術後に手があがらない人たちが多くて、前から開けたり閉めたりする方が通院するのも生活するのも便利だということで、前開きのブラジャーなんです。ベージュとか茶色とかしかなかったので、そこに一石を投じる形で作った。」(アボワールインターナショナル 中村真由美さん)

商品は全て、乳がん患者向けに作られたものです。

両胸に乳がん…術後に下着を買いに行って愕然

8年前、中村さんは金融関係の会社員として働き、2人の娘を育てていました。下の子がまだ高校生だったとき、両胸に乳がんが見つかったと言います。

「すっごくショックでした。がんにまさか自分がなるはずがないと誰もが思っているし、私は仕事をしながら2人の子どもを育てていたので、私がいなくなったらどうなるんだろうとか…」(アボワールインターナショナル 中村真由美さん)

両方の乳房の摘出手術は成功。しかし、術後は皮膚が弱くなって内出血が起きるおそれなどがあり、通常の下着をつけられない人が多く、中村さんもその1人でした。そのとき、乳がん患者用の下着を買いに行って愕然としたといいます。

「両胸がぺこんとへこんでいるのを隠すように面積の広いブラジャーだったんです。並んでいるものがほとんどベージュで、この下着で頑張ろうという気持ちにならないなと思って。じゃあ自分でできるんじゃないのと思ったのが(起業の)きっかけです。」(アボワールインターナショナル 中村真由美さん)

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最終更新:2019/12/2(月) 15:50
MBSニュース

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