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車いすバスケ“及川ジャパン”が世界4強のアジア王者イランを圧倒!

12/2(月) 11:55配信

バスケットボールキング

 タイのパタヤで開催されている車いすバスケットボールの「アジアオセアニアチャンピオンシップス」。大会3日目の12月1日、予選リーグ第2戦が行われた。前日の初戦で地元タイに大勝して白星スタートを切った男子日本代表は、イランと対戦した。昨年の世界選手権で4強入りを果たし、アジアパラ競技大会では決勝で日本を破って優勝したイラン。その強敵に対し、攻守にわたって圧倒した日本は、71-51で勝利を挙げた。

リバウンドで示されたイランの高さを上回った日本のスピード

 前日の試合後、イラン戦でのポイントを聞かれると、及川晋平ヘッドコーチはこう語った。

「日本のスピードと、イランの高さ。どちらが上回るかが勝負になる」

 その指標となったが「リバウンド」だった。

 3カ月前の国際強化試合「三菱 WORLD CHALLENGE CUP」(MWCC)での分析の結果、相手にオフェンスリバウンドを取られて得点を許したことが、試合の流れを大きく左右していたという。そこで、新たに高い意識を持って強化を図ってきた。

 しかし、単純に高さではかなわない。日本がリバウンドを制するために必要なのはイランにはないスピードだと考えられた。トランジションが速い日本に対して、イランがリバウンドに飛び込むことよりも、少しでも早く自陣に戻って守備をすることの方に意識がいけば、リバウンドを制することができるからだ。

 すると、第1クォーターからその狙いが的中した。オールコートのマンツーマンでのプレスディフェンスでスピーディな展開へと持ち込むと、予想どおりイランはオフェンスリバウンドにはほとんど飛び込めず、日本が完全に制した。

 これが日本にいい流れをつくる要因の一つとなったことは間違いなく、「日本のスピードが、イランの高さを上回った」結果となった。

 こうしたディフェンスで作ったいいリズムがオフェンスにもつながり、日本はイランの50パーセントを上回る64パーセントという高確率のフィールドゴール成功率を誇った。特に前日の初戦に続き、この試合でも最多得点の18点を誇った藤本怜央が80パーセントの高確率で決め、チームをけん引。日本は19-12とリードした。

 そして、この試合で最も重要な局面を迎えたのが、第2クォーターだった。MWCCでは40分間フルでのプレスディフェンスでイランから勝利を挙げた日本だが、同じことが通じる相手ではない。そこで指揮官がカードを切ったのは、ハーフコートディフェンス。ボールマンに対しては高い位置から張り出してプレッシャーを与え、高さのある相手をペイントエリア内に入らせないことが重要となった。

 世界トップクラスのプレスディフェンスに加えて、ハーフコートディフェンスが武器となれば、守備のバリエーションが増え、相手にとってはアジャストすることが難しくなる。そのため、この第2クォーターが勝敗を左右することが予想された。

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最終更新:12/3(火) 11:54
バスケットボールキング

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