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日産内田新CEO「顧客第一をすべてのベースに」-新体制で会見

12/2(月) 8:46配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): 日産自動車の内田誠社長兼最高経営責任者(CEO)は2日、新経営体制の発足後初の会見を開いた。顧客第一への姿勢への回帰など今後の日産が進むべき方向性を示し、カルロス・ゴーン前会長の逮捕後、混乱が続く会社の立て直しに全力で取り組む考えを示した。

内田氏は2日の横浜市内の本社での会見で、ゴーン前会長の経営戦略などに誤りがあったとは思わないとした上で、「できないことをできると言わせてしまう文化をいつの間にか作り上げてしまった」と説明。尊重、透明性、信頼をキーワードに異論や反論が許される会社風土をつくり、権限委譲を進めることで「ワンチームの風土を醸成し、社員にとって透明性の高い業務運営」を心がけると述べた。

計画通りにしっかりと新車開発を行って魅力的な車を提供し続ける体制を作り、「お客様第一を全ての日産の企業活動の根幹に戻す」と決意を述べた。西川広人元社長の下で公表された中期経営計画については業界の状況を踏まえ、日産として何ができるかを社内で議論した上で、しかるべきタイミングで説明したいと話した。

筆頭株主である仏ルノーとのアライアンスについては日産の強みの一つであるとの認識を示し、「会社の独立性を保持しながら活動を進めたい」と話した。アライアンスでやることはお互いの会社にメリットがないといけないし、資本提携に関する話は現時点では一切していないと述べた。

日産の専務執行役員で中国・東風汽車との合弁の総裁を務めていた内田氏は1日付でCEOに就任した。代表執行役兼最高執行責任者(COO)に三菱自動車からアシュワニ・グプタ氏、副COOには日産の関潤氏が就任し、内田氏と共に三頭体制で経営を担う。

会見でグプタ氏は、日産を取り巻く環境は厳しいとの認識を示した上で、「新たなチャレンジはいつでもウェルカム」と述べた。関氏はものづくりや販売の現場と経営層に大きな隔たりを作ってしまったとし、是正に取り組む意向を示した。

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最終更新:12/2(月) 19:05
Bloomberg

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