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大学は就活セクハラ対策を現役学生らが訴え。「前例がない」とスルーされた過去も

2019/12/3(火) 8:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

就活セクハラに実効性のある対策を ──。女子大学生らの団体が記者会見を開き、国、企業、大学全てが無責任だと訴えた。

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「うちは社内結婚が多いから安心だね。早めに彼氏つくらなきゃ売れ残っちゃうよ」「メガネをはずした方が可愛いのに」「女は20歳まで」

面接やOB訪問で上記のようなセクハラ被害が後を絶たない中、大学に対策を求めた学生は「前例がない」と断られたという。

「社内結婚が多いから安心。売れ残らないように」

12月2日、東京都内で記者会見を開いたのは、東京大学・早稲田大学・慶應義塾大学・上智大学・創価大学・国際基督教大学の学生らによる団体「SAY (Safe Campus Youth Network)」のメンバーだ。

大学の枠を超えて性暴力についての勉強会を開く中で、就活中のハラスメントが深刻だと認識。先日、職場でのパワハラやセクハラを防ぐため、国が企業に求める指針案が大筋でまとまったが、SAYでは就活セクハラの実態を反映しておらず実効性がないとして、緊急声明を出していた。

2019年6月まで約1年間就職活動をしていたという学生は、OB訪問やインターンシップ後の社員との食事の席などで、繰り返し「彼氏いるの?」「結婚はどう考える?」と聞かれたという。

「『うちは社内結婚が多いから安心だね。早めに彼氏つくらなきゃ売れ残っちゃうよ』と言われたこともあります。私を採用するのにこれらの情報は本当に必要なのでしょうか。女性である私に対する軽視や性的なからかいが、『冗談だから』という“前ふり”だけで全て許されてしまう現状に、怒りや悲しみを感じました。

でも私は就活生で、相手は志望する企業の人。笑ってごかまして、反論できませんでした。『空気が読めないやつ』と思われたら次の選考に進めないからです。こんなつらい就活を、後輩にして欲しくはありません」

またある学生は、

「女性にだけ化粧、ストッキング、ハイヒールやパンプスがマナーとして定められていることが多いんです。就活マナーが性別によって分けられていることに、すごく疑問を感じます」

と訴えた。

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最終更新:2019/12/3(火) 17:01
BUSINESS INSIDER JAPAN

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