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“西ガッツ”大いにやれ!阪神・矢野監督、D1・西純に矢野ガッツ超え指令

12/3(火) 7:00配信

サンケイスポーツ

 西ガッツでオンリーワンになれ! 阪神は2日、大阪市内のホテルで新人8選手の入団会見を行った。矢野燿大監督(50)はドラフト1位・西純矢投手(18)=創志学園高=にガッツポーズのススメ。昨夏の甲子園で闘志をあらわにしたルーキーに対し、喜怒哀楽をマウンドで表現して、プロ野球で唯一無二の存在へと羽ばたくことを願った。

 金屏風の前で緊張する金の卵の背中を、矢野監督がそっと押した。人生で一度きりの新人入団会見。トップバッターとして所信表明した西に“西ガッツ”のススメだ。

 「大いにガッツポーズしてもらいながら、うれしいときには思い切り喜んで、悔しいときは悔しがって。僕を超えるようなガッツポーズをしてもらえればなと思います」

 自身、就任1年目の今季は矢野ガッツでチームをもり立てた。そして、西もガッツポーズが代名詞。昨夏の甲子園では、感情をむき出しにして拳を突き上げる姿が話題になった。あまりの派手さに、審判から“注意”されたほど。その経緯もあってか、西は「ガッツポーズはやらない?」と問われると「そういうわけではないんですけど…」と口ごもった。喜びも悔しさも、思い切り出せばええやん! 西の心の“つかえ”を取り除いた。

 「プロである以上、オンリーワンになれるっていうのはすごいこと。西イコール、ガッツポーズとか。そうなれば、プロとして魅力ある選手になっていると思う」

 勝てば当然、負けていても得点が入れば矢野ガッツを繰り出してチームを鼓舞した。感情を押し殺す必要はない。令和の時代に昭和の香りが漂う若者だ。指揮官をして「(印象として近いのは元監督の)星野仙一さんかな」と闘将とダブらせたこともある。闘志を、情熱をほとばしらせて投げてほしい。それこそがファンが望む姿。むしろプロとして大きな武器になる。西ガッツは近い将来、虎の象徴となる。

 将の言葉に西は表情を緩めると、身も心もすでにタテジマ一筋であることを明かした。広島県出身で家族そろってかつては赤ヘル党。だが、今では移動の車内では、カーステレオから六甲おろしが流れる。「(カープ愛は)ないです」。すでに猛虎の血が流れている。

 背番号「15」は親戚の西勇輝の「16」と連番。真新しいユニホームに袖を通すと背筋が伸びた。来春キャンプは2軍スタートが確実だが「これまで以上に頑張って自分に厳しくやって、2020年にローテを取れたらと思っています」と1年目から1軍のマウンドを目指すことを宣言。「強気な投球で優勝に貢献できるように」とダブル西を思い描いた。

 「西も『(目標は)沢村賞』って言っていたかな。そうやって思い描けたときに、そこに近づいていける。俺はデカいことを言う方がいいんじゃないかなと(思う)。それぞれキャラはあるにしても、しっかりした会見できたんちゃうかな」

 「将来的には沢村賞」という西だけでなく、5人の高校生ルーキーがそれぞれ野望を宣言し、矢野監督も満足げ。未来の虎を担う8人。その先頭で、西が頼もしく拳を握る。

最終更新:12/3(火) 7:00
サンケイスポーツ

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