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“102歳のSL”引き取り手を募集 石炭運んだ9600型 保存・展示が条件 福岡県北九州市

12/3(火) 20:10配信

TNCテレビ西日本

テレビ西日本

かつて石炭の積み出し港として栄えた、若松の歴史を伝えてきた蒸気機関車=SLの話題です。

長年展示を続けてきた福岡県北九州市が、引き取り手を探しているんです。

【リポーター】
「102年前に製造された蒸気機関車・SLです。車体はさびが目立ち、ご覧のように穴も開いています。歴史を伝えてきたこのSLですが、今年度で展示を終了することになりました」

雨風に長年さらされ傷みが進んだSL。

現役を退いたあと45年以上、若松区内を転々としながら展示され、いまはJR若松駅に隣接する「久岐の浜広場」で地域の人たちに親しまれています。

この機関車は「キューロク」の愛称で呼ばれた9600型。

今から102年前の1917年、大正6年に製造された貨物用で、若松機関区に配置され若松港から積み出される筑豊の石炭輸送に活躍しました。

しかし、製造から100年以上がたち、管理する北九州市に安全性を危惧する声も寄せられていることから引き取り手を探すことが決まりました。

【北九州市若松区役所 中村友治さん】
「子供たちが時々乗って遊んでいるのが地元の方から危ないと、それと祭りの広場でもあるのでより広く使いたいという声もありまして」

【地元の人】
「さみしくなるね~」

「これがなくなるとこの場所じゃない感じはしますね」

「どっちかというと残してもらいたいけど、そういうこともできないんでしょうね」

当時の国鉄から譲渡されたSLの老朽化は、維持費の面などから全国の自治体で問題となっています。

県内でも5年前、志免町が展示の継続を断念し、活用を希望した大分県玖珠町に譲った経緯がありました。

今回、北九州市もこうした事例にならって、転売目的でないことや移設後の保存・展示を条件に、大正生まれのSLの新天地探しに踏み切ったのです。

【北九州市若松区役所 中村友治さん】
「この若松がどのように発展してきたかというのを後世に伝えるために、いろいろな思いがあってこれまで展示してきました。新たなところで新たな活躍をしてもらえれば良いのかと思います」

応募の詳しい条件や提出書類は、若松区のホームページに掲載されていて、北九州市は、12月25日まで引き取り手を募っています。

テレビ西日本

最終更新:12/3(火) 20:10
TNCテレビ西日本

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