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日本はビーチW杯4位…ラモス監督は選手のメンタル面を指摘

12/3(火) 9:26配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 ラモス瑠偉監督率いるビーチサッカー日本代表が、メダル獲得を目前にしながら力尽きた。パラグアイで開催されたビーチサッカーワールドカップの3位決定戦(日本時間2日午前4時15分キックオフ)でロシアに4ー5の逆転負けを喫し、4位に終わったのだ。

 第1ピリオドの4分に日本が先制した。

 左サイドのルーズボールにFPオズが猛然とダッシュ。ほぼ同時にボールに触ったロシア選手をぶっ飛ばしながらゴール前に進み、右サイドにパス。それをFP赤熊がダイレクトで叩き込んだ。

 その後はロシアの反撃にあって7分42秒、7分56秒と連続失点。それでも2失点目の3秒後にFP赤熊が左サイドから走り込んで強烈ヘディングシュート。同点に追い付いた。そして第1ピリオド終了前には、FPオズが相手のファウルを誘発してFKをゲット。力強い助走から右足を強振するとボールはゴール左にズドンと突き刺さった。

 第2ピリオドの23分に日本が追加点を奪った。

 相手左サイドでFP赤熊がボールをゴール前に折り返し、FP大場がゴールに押し込んだ。

 リードが2点に広がって、日本ベンチではラモス監督も両手でガッツポーズ。選手と喜びを分かち合った。だが、わずか16秒後にロシアがスーパーゴールで反撃開始だ。

 左サイドのFPゼムスコフ選手が、空中のボールを右足でジャンピングボレーシュート。これが日本の右サイドネットにまっしぐら。1点差に迫ってロシア選手は活気付き、日本選手の足取りは重くなるばかり。その差が第3ピリオドに出た。
 
26分、ロシアのFPマカロフが、マーカーのFP大場選手を振り払ってシュート。3分後にはGK照喜名がファンブルしたボールをFPゼムスコフが押し込み、この日3点目をマーク。これが決勝点となってロシアが3位、日本はメダル圏外の4位に終わった。敗因のひとつとして選手が異口同音に話すのが、日本は「リードしてからの試合の進め方が悪い」。ロシア戦後、チーム最年長の40歳FP田畑が言った。

「日本代表に足りないものは明確です、リードしている状況での戦い方がよくありません。リードしたら、まずはボールを回すなどして相手を走らせ、疲れさせるべき。それが日本はできない。疲れているのにどんどん前に出て行ったり、ゲームコントロールができないのです。この部分はロシアの方が上手でした」

 ラモス監督は、リードした時の日本人選手のメンタル面に言及した。

「2点差にリードが広がった際、このまま試合が終わって欲しい、と思った選手が結構いた。自分のやるべきことにちょっと迷いが出てしまい、それが焦りとなってコントロールできなくなってしまった。こうなるとベンチからの指示も聞こえなってしまう」 

 いくらフィジカルが向上しようが、テクニックに磨きをかけようが、メンタルを強化しないと宝の持ち腐れ。ビーチサッカーの限らず、日本サッカー全般に必要不可欠なことかも知れない。

(取材・文=絹見誠司/日刊ゲンダイ)

最終更新:12/3(火) 9:26
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