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【NBA】八村塁は満点だ 本紙バスケ解説・松井啓十郎が分析

12/3(火) 16:38配信

東スポWeb

 米プロバスケットボールNBAで、ワシントン・ウィザーズの八村塁(21)が存在感を高めている。11月29日(日本時間30日)のレイカーズ戦と1日(同2日)のクリッパーズ戦(いずれも米ロサンゼルス)では、優勝候補の2チーム相手に物おじしない堂々のプレーを披露。本紙バスケット解説を務めるBリーグ京都ハンナリーズの「KJ」こと松井啓十郎(34)は、この2連戦が「一段上のステップにいくきっかけになるかも」と緊急分析した。

 レイカーズ戦での八村は開始から攻撃時に現在のNBA最大のスター、レブロン・ジェームズ(34)にマークされ、守備では同じパワーフォワード(PF)で「NBAナンバーワン」とも評されるアンソニー・デービス(26)とマッチアップした。

 ドラフト1巡目ルーキーとはいえ、足がすくんでしまいそうな状況にも「緊張していなかったように見えましたね」と言う松井が高く評価したのは、開始直後のプレーだ。チーム初得点のコーナーからのシュートと、次のレイアップはいずれも八村が決めた。この際に「レブロンに最初に体を当てて、下がらせてからシュートを決めている」。体を当てることでスペースをつくってシュートを打ちやすくするのは基本だが、ジェームズ相手にそれができたのは「ビビッてなかったですし、メンタルも強い」と大絶賛だ。

 守ってはデービスのシュートを立て続けに失敗させ「ファウルじゃないのか?とイライラさせていましたね」。これも高い守備能力を発揮した証しと言える。その後デービスにダンクシュートをブロックされたが、直後の速攻ではダンクにいくと見せかけて相手をかわし、バックシュートで決めた。「今までダンクできたのがブロックされる。そうして高いレベルを経験して、すぐ後には違う形でフィニッシュできる。NBAに慣れてきている証拠です」

 チームは103―125で完敗したものの、大勢が決した終盤ではなく、相手が“本気”の状態だった開始直後に好プレーを見せたことに価値がある。松井は「満点のプレーだったと言えるでしょう」と最高点をつけた。

 西地区首位相手に16得点をマークすると、続くクリッパーズ戦では自己最高の30得点で、9リバウンド、3アシストも記録した。松井は「レイカーズ戦でのプレーで自信をつけたことが、30得点につながったのかもしれません」と指摘する。

 ただ、チームはこの試合でも125―150で大敗。ここまで6勝12敗と低迷しており、平均失点122・7点でリーグワーストの守備を立て直すことが急務だが、八村個人の評価は変わらないという。「米国のファンや関係者にもインパクトを与えることができたでしょう。この2試合でのプレーでワンランク上の選手となるきっかけをつかんだかもしれません」

 八村はどこまで成長を続けるのか、さらに注目が高まりそうだ。

最終更新:12/3(火) 16:38
東スポWeb

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