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さあ、セブンズを応援しよう(1) 「セブンズを知ればオリンピックが面白くなる!」

2019/12/3(火) 12:49配信

ラグビーリパブリック(ラグビーマガジン)

ワールドカップの次は オリンピックの「セブンズ」

 2019年、自国開催のワールドカップで日本中を熱狂の渦に巻き込んだ日本ラグビー界。次に旋風を巻き起こすのは、2020年東京オリンピックでのラグビー7人制日本代表だ。 15人制だったワールドカップとは違い、オリンピックでは「セブンズ」の呼称で知られる7人制ラグビーが行われるが、15人制の面白さに加え、別の見どころも満載。そのセブンズの魅力を知るにはもってこいの大会「ワールドラグビー セブンズシリーズ」で、我ら日本代表が世界に挑む。


 赤×白のジャージーを着た日本代表が史上初のベスト8に入り、多くの人たちを熱狂させたワールドカップ。同大会で、このスポーツの魅力に取り憑かれた人は多い。

 知とパワーを結集させた40分+40分の死闘。ライブでその攻防を見た人は、あまりの面白さに80分があっという間だっただろう。10分弱ほどのハイライト動画を見ただけでも、エキサイティングな試合内容は十分に伝わるほどだ。

 ワールドカップのお陰で「ラグビーの年」となった2019年。その興奮を引き継ぐ2020年には東京オリンピックが控える。こちらはスポーツの祭典。ラグビーの続きもある。

 7人制ラグビーだ。

 15人制ラグビーの激しさはそのまま、1チーム7人で、試合時間は7分+7分。観戦者からすれば、15人制のトライシーンと好タックルを集めたハイライト動画を見ているような感じになる。その魅力を、「15人制のおいしいところばかりを詰め込んでいる」と表現する人も。つまり、興奮は約束されている。

 7人制ラグビーは「セブンズ」と呼ばれ、急速に世界中に広まっている。2016年のリオオリンピックから男女とも正式種目となったのをきっかけに、同大会の数年前から各国が強化に力を入れたからだ。

 伝統国が世界の上位を占める15人制に対し、多くの国に上位浮上の可能性があるのがセブンズの特徴だ。スクラムは各チーム3人で組み、ラインアウトも同様と、パワーや高さが重要視されるラグビーの要素が簡略化されているのも、多くの国にチャンスがある理由のひとつ。リオオリンピックの男子セブンズで優勝したのはフィジーで、同国史上初の金メダルだった。

 「フィジアンマジック」と表現される曲芸的な動きが持ち味の同国が頂点に立ったように、セブンズでの大きな武器となるのはパスとランニングだ。15人制と同じフィールドで7人×7人が攻め合うから、ボールは大きく動き、広いスペースをスピードランナーが駆け回る。

 ちなみに、リオオリンピック金メダリストの愛称は「フライングフィジアンズ」。飛ぶようなスピード感が伝わる。今や強国のひとつとなったアメリカには陸上の100メートル走でオリンピックを目指していたスピードスターがいて(ベストタイムは10秒13)、アメリカンフットボールの最高峰NFL出身の選手も。各国ともアスリート集団だから、その戦いには異次元の魅力がある。

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