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SRRが新レポート、鉄スクラップ「台湾の自給化は2045年頃」

12/3(火) 6:02配信

鉄鋼新聞

 鉄スクラップに関する調査・研究を手掛ける鉄リサイクリング・リサーチ(略称・SRR、社長・林誠一氏)は2日、第55号の調査レポート「台湾の鉄スクラップ需給・現状と展望」を発表した。コンテナ積みでの鉄スクラップ輸入が主体の台湾は、バルク船での輸出が中心の日本にとって「影を潜めた形」の輸出先となっている。一方、鋼板を中心に輸出比率が高い台湾は新規の鉄鋼蓄積量が少ない構造にあり、同社では台湾の鉄スクラップ自給化を2045年頃と推計。当分「輸入スクラップに依存せざるを得ない」ことから、台湾向けに短尺化したH2をコンテナ積みする個別対応によって日本からの輸出を強化すべきと提案している。
 同レポートでは18年末の累計鉄鋼蓄積量を2億7470万トンと独自推計した。今後の蓄積量を年率2・4%増、老廃スクラップ回収率を1・6%とした場合、2045年に累計鉄鋼蓄積量が5億2100万トンと現状の約2倍に増加。老廃スクラップ回収量は810万トンと18年比で380万トン増え、18年の輸入量365万トンを上回ることから45年頃を台湾のスクラップ自給化時期と推定した。
 同社では25年に自給化が見込まれる韓国や、不安定要素を抱えるベトナムに比べ、輸入依存が続く台湾を日本の有望な輸出先として考えるべきとの問題意識から今回のレポートをまとめた。
 同レポートは、きょう3日に同社ホームページに公開される予定。

最終更新:12/3(火) 6:02
鉄鋼新聞

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