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子どもから「自分の良いところ」を引き出すコミュニケーション

2019/12/3(火) 17:17配信

ベネッセ 教育情報サイト

 先日、コーチ仲間Aさんの息子さん(中学2年生)とご一緒する機会がありました。最初は、緊張している様子でしたが、話しているうちに、「あの、質問があるんですけど・・・」と言ってきました。出てきた質問は、「自己肯定感とは何ですか?」でした。
中学生の口から発せられた「自己肯定感」という言葉は、かなり新鮮でした。

「『自分はすばらしい!価値ある存在だ!』と自分で自分のことを認められる気持ちかな」などと話していると、「どうしたら、自己肯定感は高められますか?」と今度はきいてきました。

「自分の良いところ」の掘り起こし方

私は、逆に、息子さんに質問しました。「そうだね、いろんな方法があるとは思うんだけど、じゃあ、自分の良いところは何だと思う?」。
 「え~?・・・数学は得意、かな」
 「それはすばらしい!私は苦手だったので尊敬するよ。他には?」
 「え?・・・」
言葉を探して、固まってしまいました。

 「じゃあ、好きなことはどんなこと?」と質問してみました。
 「えっと・・・読書です」
 「へぇ!すごいね!良いところの一つだね。どんな本を読むの?」
 「ライトノベルな感じの」
 「どれぐらい読むの?月に何冊ぐらい?」
 「多い時は、文庫本1冊を1日で読みます」
 「それはすごいよ!それも良いところだよ」
 「え?そうなんですか?」
 「うん、集中力がないとできないよね。他には?」
 「・・・」
 「例えば、将来、こういうことやってみたいって思ってることある?」
 「プログラマーがおもしろそうかな、と・・・」
 「へえ!すばらしいね!それも良いところだね。やってみたいことがあるっていいよね」
 「そう思ったきっかけは?」

 
 こうして数分間話しているだけでも、良いところがどんどん出てきます。「良いところ」と言われると、「他の人よりもすば抜けて秀でていること」でなくてはならないと彼は思っていたそうですが、別に他者と比べる必要はありません。
「好きなこと」、「興味があること」、「やりたいこと(夢や目標)」、「やろうとしていること」、「毎日やっていること」、「これまで取り組んだこと」なども、「良いところ」なのだと認識してもらいたいです。そんなことを一つひとつ具体的に質問していると、無限に出てきそうです。

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最終更新:2019/12/3(火) 17:17
ベネッセ 教育情報サイト

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