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がんのママへ「一人じゃない」 30代で子育て闘病…“先輩”が届けるメッセージ

12/3(火) 10:34配信

西日本新聞

 子育て中にがんと診断された女性に「一人じゃない」というメッセージを届けようと、NPO法人「がんのママをささえ隊ネットワーク ETERNAL BRIDGE」(福岡市、山田佳代子代表)が、がん治療、療養中の母親の体験を集めた冊子「がん治療 子育て わたし+人生」を作成した。ささえ隊が交流してきた30代の女性5人が登場。ささえ隊は「一人で何でも抱え込むのは苦しいこと。自分と家族にとって一番いい、がんとの向き合い方を見つける参考にしてほしい」と話す。がんの母親や家族に無料で配布する。

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 ささえ隊は、全国的にも少ない、がんを発症した子育て中の母親の支援組織。九州を中心に全国約100人の母親や家族と交流し、当事者の交流イベントや手紙やビデオレターを通し、子どもに愛情を伝える手伝いなどに取り組む。

 冊子に登場するのは、がんのステージも、子どもの年齢も異なる福岡県や熊本県などの31歳から39歳(診断時)。治療や子育てで精いっぱいだった日々から、少しずつ、自身の人生にも向き合い、前を向き始めた女性たちの率直な気持ちがつづられている。

 多くの女性が経験を通して大切だと語ったのは「人を信頼して、頼る力」。10歳と5歳の娘を持つ39歳の主婦は、無理をしていた日々を振り返り「今となれば、体調が悪いとアピールすることも時に必要だったと思う。自分が思うより周りの人は優しい」。シングルマザーの飲食店店長(38)は「保育園児の娘も、両親も、仕事の仲間も上司も、全て巻き込んで乗り越えた」。自分はどう生きたいのか、楽しく生きるためにも向き合ってみて-。“先輩”としてのアドバイスも並ぶ。

 「パートナーに言いたいけれど言えないこと」など、5人を含めた女性たちのアンケート結果も掲載しており「夫や家族にも手に取ってほしい」と呼び掛ける。 (吉田真紀)

チャリティー販売も

 当事者や家族以外にも 500円(税込み、送料別)でチャリティー販売し、収益はささえ隊の活動費に充てる。注文はささえ隊事務局のファクス=092(661)0657=か、メール=info@sasaetai.or.jp=へ。

西日本新聞社

最終更新:12/3(火) 10:34
西日本新聞

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