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「自分が納得した段階で受験を…」若新雄純 大学受験改革を提言!

12/3(火) 20:12配信

TOKYO FM+

高橋みなみがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「高橋みなみの『これから、何する?』」。毎週火曜日は、慶應義塾大学特任准教授でプロデューサーの若新雄純さんとお届け。12月3日(火)の放送では「受験における、地方と都市部の格差」をテーマに若新さんが見解を示しました。

【写真を見る】パーソナリティの高橋みなみ(右)

◆英語民間試験導入の背景

先日、2020年度から開始予定だった大学入試共通テストにおける英語民間試験の導入が見送られました。若新さんによると、そもそも英語民間試験導入の背景には「センター試験の見直しがあった」と言います。そこには、“ただ暗記をして書き出す”従来の日本の学びの在り方や試験を、“自分で考えられる”“英語が話せる”“英語でコミュニケーションができる”など、現代に必要な能力が計れる試験に変えていこうという思惑があったそう。

とはいえ、それを全国で一斉に実施するのは難しいため、前述(英語の“スピーキング”や“コミュニケーション”)の項目が入っている民間試験を事前に受けて、それを代用する案が浮上。しかし、都市部以外では該当する試験会場が少なかったり、交通費や宿泊費の問題などがあったりと“地方出身者に不利”という意見が多数挙がっていました。

若新さんも地方受験者(福井県出身)でしたが、同じ日の同じ時刻に、全国一斉におこなわれるセンター試験には格差を感じなかったそう。ただし「それは、国公立大学を受験することがいいことだとされていた価値観があったからで、私立大学も視野に入れると変わってくる」とも。

◆国公立大と私立大 それぞれの魅力

現状では、「受験の機会は公平だけど、大学に対する価値観には都市部と地方で差がある」と話します。というのも、地方では昔から、国公立大学に行くことを重要視する傾向があります。それは、授業料の安さもありますが、公務員になるための“黄金ルート”とされていたから。「家柄など関係なく、勉強さえできれば公務員になれて貧困から脱却できた。(公務員は)ステータスの高い仕事」と説明します。ただ、国公立大学の受験には全科目優秀であることが必須だそう。

一方、私立大学は、「独自の受験方法を設けるなど批判もあるけれど、選択すれば1科目、何かに特化した、偏ったほうが有利という受験制度もある」と魅力を語ります。しかし、地方では、それに対する理解度が低いようで、「いいじゃん偏ってたって! 自分の特性や将来の希望にあった大学を選べばいい」と主張します。

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最終更新:12/3(火) 20:12
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