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摂食障害を克服…ボディービル世界大会出場 健康美を追求する32歳女性

12/3(火) 11:11配信

西日本新聞

 福岡県田川市でパーソナルジムを営む嘉麻市漆生の大里晴香さん(32)が11月下旬、マカオで開かれたボディービルの世界大会に出場した。自身にとって初めての世界大会を「ハイレベルな選手と同じステージに立てて、自信になった」と振り返る。

 大里さんが出場したのは「ビキニ」部門。一般的に知られるボディービルとは違い、女性らしい体のバランスを整えることが求められ、肌の質やヘアメーク、ネイルなども審査対象となる。自身のジムに加え、飯塚市内のジムも利用し、トレーニングやポージングの練習を重ねてきた。

 ボディービルを始めたのは23歳の頃。ダイエット目的で通っていたジムで、トレーナーに勧められたことがきっかけだ。これまでに全国大会で2度優勝し実績を残す一方、過度な食事制限の反動でオフシーズンには過食に走ってしまうなど、摂食障害に悩まされた。

 心と体を休ませようと、昨年1年間は療養を決意。食事やトレーニング方法を勉強し、76キロまで増えた体重を、食事を取りながらゆっくり落とした。競技から一度離れたことで、これまではただきつかったトレーニングも、「もっと楽しんでいいのかも」と前向きに捉えられるようになったという。

 復帰後、今年9月に福岡市で開かれた地区大会で優勝。各地区の優勝者による再審査で、世界大会への出場権を勝ち取った。最後の追い込みで、体重は49キロまで絞った。「以前は早く大会を終えたいと思っていたけれど、今回はステージが楽しみだった。メンタルに合わせて、体も今までで最高の状態に仕上がった」。世界大会では決勝進出は逃したが、笑顔でシーズンを終えられたことは収穫だ。

 トレーニングや食事制限など、つらいことが多いボディービル。それでも続けるのは、「応援に応えたいのと、筑豊のフィットネス人口が増えるきっかけになってほしいから」と力を込める。「心と体のバランスが取れたら、来年も挑戦したい」と大里さん。健康美を追求する日々は続く。 (長美咲)

西日本新聞社

最終更新:12/3(火) 12:13
西日本新聞

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