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「田島 よそならすごい戦力」権藤博さん古巣・中日に愛の喝! いい素材生かさないのは「監督の責任」

2019/12/3(火) 6:10配信

中日スポーツ

【祝!野球殿堂】本紙に激白!波瀾万丈の野球人生

 中日の投手として活躍し、引退後は中日のコーチや横浜(現DeNA)の監督を務めた権藤博さん(81)の野球殿堂入りを祝う会が2日、東京都内のホテルで開かれた。開演前に本紙のインタビューに応じた権藤さんは81歳の誕生日に、波瀾(はらん)万丈だった野球人生を語りつつ、古巣であるドラゴンズに対し「7年連続Bクラスになるチームじゃない」と、激励のメッセージを寄せた。

【写真】「原の目にも涙」

 ―殿堂入りに際し、「ドラゴンズから始まった野球人生」と言っていた。いまあらためて野球人生を振り返ると

 権藤さん「ドラゴンズからだからね。ホント、波瀾(はらん)万丈だったよな。一旗揚げるつもりで入ってきて、一旗揚げたが、その後は苦しみの連続だった」

 ―1年目から69試合に登板し35勝、32完投。投球回数は429イニング1/3というすごい記録

 「選手でバンバンやったのは、自分でないような感じだね」

 ―連日投げていた時はどんな思いだったか

 「ノンプロの延長だと思って投げていたね。ノンプロの時は5連投、6連投するから。それがあんな涼しいところ(ナイター)で投げられるから、何てことないと思っていた。あと巨人とデッドヒートしていて、巨人に何が何でも勝つというのに乗せられたところもあった。つぶれるとは思わなかったが、投げてつぶれりゃ本望とも思っていたよ」

 ―権藤さんの代名詞である「権藤、権藤、雨、権藤」というフレーズは

 「自分じゃないみたいだね。涼しいところならいつでも投げられると思ったけど、まあ、天命だね」

 ―引退後は指導者として長い期間を過ごした

 「辞めた後、ウォーリー(与那嶺要さん)から『ゴンは熱心だからコーチに』と言ってもらい、ここから第2の人生がスタートしたようなもの。(現役時代に)肩が痛み出した時から、すごい記録とかいう思いは全くなかった。コーチになった時、心の痛みが分かったコーチになろうと思ったね」

 ―苦しんだ経験が、コーチをする上で生きた

 「それがあったから、選手と一緒に戦えたと思う」

 ―古巣のドラゴンズは7年連続Bクラスと苦しんでいる。どう見ているのか

 「最近思うようになったのが、野球は監督。いい選手を取ってきて、勝たなきゃ監督の責任になる。もちろん、勝てなかったのは今年だけじゃないが、いい素材がいるから、7年連続Bクラスになるチームじゃない。ファームにだって、田島や鈴木博といった、150キロを出すような投手がくすぶっていた。よそのチームならすごい戦力になるような投手だと思うよ。やり方次第で勝てると私は思っている」

 ―厳しい言葉に大きな期待を感じる

 「辛辣(しんらつ)な言い方かもしれないが、監督やコーチの仕事はチームを勝たせること。勝つチームがあれば負けるチームもあるのだが、7年連続Bクラスになる選手層の薄さじゃない。ある程度の結果を残さないといけないし、そうなるように頑張ってほしいね」

最終更新:2019/12/3(火) 6:10
中日スポーツ

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