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佐賀空港、到着経路見直しへ 柳川回避、有明海上空に変更

2019/12/3(火) 8:27配信

佐賀新聞

 国土交通省航空局は佐賀空港への旅客機の到着経路について、来年3月から福岡県南西部上空を通る現行ルートから有明海上空を通るルートに変更する方針を固めた。空港の南側から進入することで新たな着陸経路が想定され、福岡県柳川市の市街地上空を低い高度で飛ぶ頻度の減少につながる見通し。

 従来は着陸時に柳川市上空を通過する割合が全体の約7割を占めていた。市が6月に航空局に改善を要望し、検討が本格化した。

 航空局や柳川市などによると、現行は熊本市上空から福岡県南西部を通って佐賀空港に近づくが、新ルートでは熊本市上空から有明海上空を通って佐賀空港に接近するよう変える。

 南側から空港に近づくことで、衛星利用測位システム(GPS)を利用した航法「RNAV(広域航法)」や、電波で航空機の方向を把握し有視界飛行する「VOR(超短波全方向式無線標識施設)」による新たな着陸経路を取ることができるようになる。

 国際線の格安航空会社(LCC)の機体はRNAVを備えていないものが多く、自動着陸誘導装置(ILS)で東側から着陸していたことから、柳川市上空の通過数が増えていた経緯がある。航空局によると、経路の見直しでVORでの着陸経路が操縦士にとって比較的容易になることから、ILSの使用が減る見込みで、柳川市上空を通過する航空機はおおむね5%以下まで低減できるという。

 柳川市の金子健次市長は「大幅な騒音軽減につながると確信している」と国の対応を評価するコメントを出した。

最終更新:2019/12/3(火) 12:09
佐賀新聞

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