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バイオジェンに新たな弱気派、エーザイと開発のアルツハイマー薬巡り

12/3(火) 9:27配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): 米医薬品メーカーのバイオジェンについて、また売りサイドのアナリストから弱気の見方が示された。ロバート・W・ベアードのブライアン・スコーニー氏は今週開催される医療会議でのバイオジェンの発表に先立ち、同社の投資判断を引き下げた。発表が失望を招く結果となる可能性を警告している。

バイオジェンがアルツハイマー病治験薬「アデュカヌマブ」について、臨床試験中止の発表から一転して米当局に申請する方針を示し、株価が20年ぶりの大幅な上げを演じたのは約1カ月前。スコーニー氏は同社株が自身の設定した1年間の目標株価を上回る水準に戻ったのを受け、投資判断を下げた。「売り」相当の判断はブルームバーグ調査対象のアナリストで4人目と2011年4月以降で最も多い。

スコーニー氏は顧客向けリポートで、サンディエゴでのアルツハイマー病臨床試験会議(CTAD)で5日に行われるプレゼンテーションを控えた株価動向は「デジャブ(既視感)のようだ」と指摘。投資家は1年先となる可能性の高い「当局の判断に向けて取り残される不安」と葛藤しており、「かなり幅広い失望感が予想される」と説明した。

スコーニー氏は「CTADが大きなマイナス材料になる可能性が過小評価されている」と分析している。ブルームバーグの集計データによると、250ドルという同氏の目標株価はウォール街で最も低い。

バイオジェンの株価は2日に2.5%安で終了。アデュカヌマブで共同開発を手掛けるエーザイの米国預託証券(ADR)も2.1%安で引けた。

原題:Biogen Gets New Bear as Baird Sees Alzheimer’s Deja Vu Risk (1)(抜粋)

(c)2019 Bloomberg L.P.

Bailey Lipschultz

最終更新:12/3(火) 9:27
Bloomberg

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