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国民党市議らが謝駐日代表を非難 謝氏反論=外交官の死巡り/台湾

2019/12/4(水) 19:27配信

中央社フォーカス台湾

(東京中央社)台北駐大阪経済文化弁事処を侮辱する発言をインターネット掲示板に書き込んだとして、官公庁の名誉を毀損した罪で楊ケイ如被告とその知人の男が起訴されたのを巡り、蔡英文政権や台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表(大使に相当)が最大野党・国民党所属の韓国瑜高雄市長や台北市議からやり玉に挙げられている。謝氏は4日、フェイスブックで「私本人とは無関係で、事前にも知らなかった」と潔白を訴えた。(ケイ=草かんむりに恵)

発端は昨年9月上旬、台風21号の直撃により台湾人旅行者が関西空港に足止めにされた出来事。インターネット上で駐大阪弁事処の対応に非難が集中し、同中旬に同処の蘇啓誠処長(当時)が自殺する事態に発展した。台北地検は2日、同処を侮辱する投稿の拡散を主導した楊被告らを起訴した。

韓氏は2日、フェイスブックで、蔡英文政権が謝氏を守るためにサイバー軍を野放しにした結果、蘇氏に世論の圧力がかかったと指摘。政府に対し、野放しにした理由を問い、サイバー軍の資金源を徹底的に調査するよう求めた。

国民党の台北市議4人は4日、東京の駐日代表処を訪れ、謝氏に同事件との関係を説明するよう求める陳情書を職員に手渡した。陳情書では、楊被告がかつて謝氏と日本で記念撮影をしていたことや、民進党の選挙活動の印刷物にも楊被告の名前が登場していることなどを挙げて楊被告と謝氏の密な関係を指摘し、楊被告の行為は謝氏が指図したものではないかとの疑いを投げかけている。

謝氏は4日夕方、中央社の取材に対し、外交は市議の監督対象ではなく、代表処は台北市議の管轄でもないとし、市議4人が海外まで抗議に来たことは「茶番」だと批判。観光目的のノービザ(査証免除)入国での抗議活動は、滞在の目的に違反しているとの見解を示した。

民進党スポークスパーソンの李晏榕氏は3日、楊被告の行為は個人的なものであり、民進党とは関係ないと反論。「司法を尊重する」と述べた。

(楊明珠、葉素萍、/編集:名切千絵)

最終更新:2019/12/4(水) 19:27
中央社フォーカス台湾

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