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「スマホを使うのがダサい時代になってほしい」 未来を先取りするVR・AR開発者たちの思い

2019/12/4(水) 13:35配信

ITmedia NEWS

 「2025年には、スマートフォンを使うのはダサいよね、といわれるようになってほしい」――VR開発を手掛けるエクシヴィ代表取締役の近藤“GOROman”義仁さんは、12月3日に開催されたVR・AR関連イベント「XR Kaigi 2019」のパネルディスカッションで、こう語った。

ポケGOを作るNianticの川島さん(画像)

 講演には、米Nianticの川島優志さん(アジア・パシフィック オペレーション 副社長)、PlayStation VR向けソフト「Rez Infinite」などで知られる米Enhance水口哲也CEO(Synesthesia Lab主宰)も登壇。川島さんも「スマホの小さい画面を操作すること自体が、本来不自然なこと。AR技術が進化すれば、人間とデジタル世界の触れ合い方も変わっていく」と同調した。

 AR技術は「Pokemon GO」などでなじみのあるユーザーも多いが、VRゴーグルを装着したことがある人は、まだそこまで多くないだろう。XR(VR・AR・MRなどを含めた呼称)によるリアリティー体験は、私たちの未来をどう変えるのか。

Ingressで世界の見え方が変わる

 川島さんが所属するNianticは、「Pokemon GO」「Ingress」「ハリー・ポッター:魔法同盟」などの位置情報ゲームで知られる会社だ。現実世界とゲームのフィールドが連動しており、AR技術を活用して、現実世界にポケモンやハリー・ポッターのキャラクターを出現させることができる。

 川島さんは「ARは、何もないところに物体を出現させる技術だと思われがちだが、そうじゃない。Nianticでは、世界中にもともとある素晴らしいものを人々の想像力とつなげることを目指している」と話す。

 Ingressでは、史跡や神社などがポータルと呼ばれる目的地に設定されており、普段は気付かない街の風景を見直すきっかけになると評されている。Ingressのポータル周辺には、エキゾチック・マター(XM)と呼ばれる光の粒が表示されるのだが、熟練したIngressユーザーはもはやスマホ画面を開かなくても「ここにはXMが流れている」と分かってしまうという。

 上記の例は半分笑い話でもあるが、川島さんは「(Ingressでの体験を)リアリティーとして感じて、他の人と共有している。世界の素晴らしさを再発見し、自分自身の認識も再発見している」と語った。

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最終更新:2019/12/4(水) 13:35
ITmedia NEWS

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