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JR東、山手線新駅に「QR改札」導入 無人決済店舗や警備ロボットも

12/4(水) 7:34配信

SankeiBiz

 JR東日本の深沢祐二社長は3日の定例会見で、来春に開業する山手線の高輪ゲートウェイ駅(東京都港区)に、スマートフォンや紙のQRコードに対応した新型改札機を導入する考えを明らかにした。

【くわしく見る】新型改札機のイメージ

 QRコードに対応した改札はJR各社では初めて。さらに、無人の決済システムを導入した店舗の営業も開始するほか、警備や清掃などのロボットも導入。「未来の駅を想像できる技術」(深沢氏)を体験してもらうことで、新駅の活性化を狙う。

 新型改札機は、従来どおり交通系ICカード「Suica(スイカ)」に対応するが、QRコードの読み取り部分も備える。券売機で切符の代わりに購入した、紙に印刷されたQRコードを改札の読み取り機で認証する実験を実施し、QRコード読み取りにかかる時間などを検証する。新型改札機は新宿駅へも導入する。

 深沢氏は「QRで認証できればより便利になる。実用に向けて進化させたい」と話した。訪日客が海外で印刷したQRコードを利用できるようにすることも検討する方針で、特に訪日客の利便性向上が期待される。

 ただ、QRコードはスイカに比べると読み取りに時間がかかる。山手線のような利用客が多い駅の改札での導入に向け、さらなる技術開発が必要となりそうだ。

 一方、初めて本格営業する無人店舗については、同社は昨年、一昨年と埼玉県と都内の駅で実証実験を実施した。実験では、入り口でスイカをかざして入店。棚から商品をとって出口のゲートに立つと商品や購入者を店内カメラが認識して商品の金額が表示され、スイカによる決済が終了すると出口のゲートが開く仕組み。高輪ゲートウェイ駅でも同様の仕組みが想定されている。

 さらに、JR東は開業に合わせて駅前の広場の特設会場でも半年間限定のイベントを開催。東京五輪のビーチバレーの代表決定戦や超小型電気自動車(EV)の体験などが予定されている。深沢氏は「まちづくりと一体で駅の開業を考えている」と述べた。

最終更新:12/4(水) 8:04
SankeiBiz

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