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五輪代表確実の伊藤美誠、重圧と闘った2019シーズンをどう締めくくるか?

2019/12/4(水) 18:30配信

HOMINIS(ホミニス)

2019シーズンの最終戦「ITTF卓球ワールドツアー 2019 グランドファイナル」が、中国・鄭州を舞台に12月12日(木)~15日(日)に開催。J SPORTSでこの大会の模様が12月18日(水)から放送される。世界の強豪プレイヤー、そして日本からも多くの選手が出場するため、大きな注目を集めそうだ。

【写真を見る】伊藤美誠と同じく東京五輪代表が確実視される張本智和の活躍にも期待!

そもそも「ITTF卓球ワールドツアー 2019 グランドファイナル」は、ITTFワールドツアーを締めくくる集大成的な位置付けにある大会。出場資格が得られる選手は、1年間のワールドツアーで獲得したポイントの上位15名(+大会開催国の協会枠1名)という強豪ぞろい。獲得できる世界ランキングポイントも、オリンピック、世界選手権に次いで高いものとなっているため、熱戦が繰り広げられることは必至だ。

今大会での活躍に期待したいのが、「オーストリアオープン」(11月12日~17日)で今季ワールドツアー初となる優勝を決め、五輪出場をひと足早く確実なものにした伊藤美誠だ。現在19歳の彼女は、2011年に日本選手権で史上最年少勝利記録を打ち立て、2015年にはドイツオープンのシングルスで世界最年少優勝記録を樹立。ギネス記録にも認定された。2016年のリオ五輪では女子団体で最年少メンバーの15歳で銅メダルを獲得するなど、いまや日本卓球界のエースとして活躍する存在だ。

とはいえ、今シーズンは決して順風満帆...というわけではなかった。1月の「日本選手権」で女子史上初となるシングルス・ダブルス・混合ダブルスの2年連続3冠という快挙を達成し、出足こそ幸先のいいスタートを切ったが、6月の「ジャパンオープン」と7月の「T2ダイヤモンド(マレーシア大会)」では初戦敗退を喫するなど、五輪出場のプレッシャーや焦りもあってか、攻め急いだ試合展開となり、思うような成績を残せずにいた。

ともに世界ランキングトップ10内(2019年11月時点)におり、五輪代表枠を争うライバルである石川佳純、平野美宇との三つ巴の戦いも、重圧に拍車をかけていたのは言うまでもない。しかし、そんな中でも伊藤だけが、急遽開催が中止となった「T2ダイヤモンド(中国大会)」(9月26日~29日)前後の"空白"を練習時間に費やすと、「スウェーデンオープン」(10月)とその翌週の「ドイツオープン」(10月)で準優勝を果たした。日本勢でただ一人、立て続けにワールドツアーで決勝まで勝ち上がったことで、獲得ポイント数で優勢を保ち、"安定した結果を残せる選手"であると、より鮮明に印象づけたといえるだろう。

前述した「オーストリアオープン」の優勝に続き、つい先日行われた「T2ダイヤモンド(シンガポール大会)」(11月21日~24日)でも準優勝と、好調を維持する伊藤。1年の締めくくりとなる「ITTF卓球ワールドツアー 2019 グランドファイナル」で、好成績を残して東京五輪を迎える来シーズンに弾みをつけることができるのか?プレッシャーに打ち勝ってきた彼女ならば、再びその真の強さを見せてくれるのではないだろうか。

また、男子では「T2ダイヤモンド」の結果により、こちらもすでに東京五輪出場を確実にしている張本智和も「ITTF卓球ワールドツアー 2019 グランドファイナル」に出場する。昨年の同大会で史上最年少の15歳で優勝という快挙を成し遂げた相性の良い大会だけに、連覇に期待したいところだ。

文=HOMINIS編集部

HOMINIS

最終更新:2019/12/4(水) 18:30
HOMINIS(ホミニス)

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