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津波で児童74人犠牲の大川小…石巻市長が学校訪問、遺族と子どもたちに謝罪

12/4(水) 6:34配信

FNN.jpプライムオンライン

最高裁が市と県の過失認めたの受け…

東日本大震災の津波で、児童74人が犠牲となった宮城・石巻市の大川小学校の対応をめぐり、亀山紘市長が遺族に謝罪した。謝罪後には、大川小の校舎を訪れ、遺族とともに子どもたちの冥福を祈った。

震災遺構となった校舎の前で遺族の思いは…

石巻市 亀山紘市長;
愛するお子さまとの元通りの生活を願うご遺族の皆さまには、なんの慰めにもならないことは承知しておりますが、お亡くなりになられたお子さまのご冥福を心よりお祈り申し上げ、謝罪の言葉とさせていただきます。誠に申し訳ございませんでした。

石巻市の大川小学校は、東日本大震災の津波で児童74人が死亡、または行方不明となった。
避難をめぐり、学校の対応に過失があったとして、遺族23人が市と県を訴えた。
そして2019年10月、最高裁で市と県に賠償を命じる判決が確定した。
これを受け、12月1日、石巻市の亀山紘市長のほか県と市の教育長が、それぞれ遺族27人を前に謝罪した。

県教育委員会 伊東昭代教育長;
学校において大切な子どもたちの命が失われたこと、それを守ることができなかったことは痛恨の極みであり、申し訳なく思っております。

石巻市教育委員会 境直彦教育長;
組織としてなすべきことをしていなかったために、多くの尊い命を失うという極めて重大な事故を引き起こしてしまいました。また震災後、皆さまに十分な対応ができなかったことで、皆さまの心を傷つけてしまったことを深くおわび申し上げます。

石巻市長が大川小を訪問 子どもたちの冥福祈る

謝罪後の意見交換会で、遺族から「学校に行って子どもたちに謝ってほしい」と要望が出たことを受け、亀山市長は大川小を訪れ、慰霊碑の前で手を合わせた。
その後、遺族とともに、震災遺構として保存される校舎を見て回った。

石巻市 亀山紘市長;
学校管理下にあって、このような悲劇が絶対 二度とないように(震災遺構として残して)伝えていく必要がある。

佐藤敏郎さん (当時6年生の娘 みずほさんを亡くす);
これから一緒に向き合っていくという、きっかけになったかなと思う。石巻が先頭に立って、全国に(学校防災を)発信できたらなと思います。

鈴木典行さん(当時6年生の娘 真衣さんを亡くす);
津波の迫力・怖さをこの学校を見て感じられるように、市として整備してほしい。

紫桃隆洋さん(当時5年生の娘 千聖さんを亡くす);
やっと子どもたちに「ごめんね」と話してくれたんだなと思った。子どもたちにわかるような謝罪をして、子どもたちがわかるような防災の取り組みを実現してほしい。

石巻市は今後、大川小の校舎の保存のあり方などについて、遺族と意見交換を重ねることにしている。

(仙台放送)

最終更新:12/4(水) 6:34
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