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“落ちない”秘訣は毎日つける「25項目の通信簿」。プロゲーマーときどが語るメンタル安定法

2019/12/4(水) 12:30配信

新R25

近年盛り上がるe-Sports界において、存在感を放つ“東大卒”のプロゲーマー、ときどさん。

世界最大級の大会「Evolution Championship Series」での優勝経験を含め、数々のタイトルを獲得しており順風満帆に見えますが、過去には「大学院で自信を喪失し、公務員になろうとしていた」「トッププレイヤー集団から置いていかれ、勝てなくなってしまった」という大きな挫折を経験したといいます。

今回は、ときどさんが挫折を味わったことで学んだ“メンタルを安定させる方法”を、うかがいました。

〈聞き手=小沢あや〉

ときど流メンタルコントロール1.「“記録”することで、不調の原因を特定する」

小沢:
今日は、ときどさんが考える“メンタルを安定させる方法”を聞きたいです!

ときどさん:
おお~、了解です!

僕、毎朝“昨日一日の自分”を振り返る「通信簿」をつけてるんですよね。

小沢:
通信簿…! しかも毎朝ですか?

どんなことを書くんでしょうか。

ときどさん:
「睡眠時間」「食事の回数」「脈拍」みたいな身体の基本的なことから、「感動した回数」「幸せ度」というメンタルの部分まで、25項目をチェックしてノートに記入してます。

1~10の10段階評価にして、前日どうだったかを振り返りながら書くんです。

小沢:
25項目も!

ときどさん:
「今日、なぜか調子が悪かったな」という日ってあるじゃないですか。でも、不調の原因ってなかなかわからないですよね。

毎日の行動ログをつけると、負けや不調の理由が“振り返り”できるんです。「昨日は筋トレをやりすぎてる。だから疲労が出てるのか」とか「食事をあまりとれてない」とか。

小沢:
技術以外の敗因がわかるようになるんですね。

ときどさん:
そうです。そして、不調の理由と原因を知ることは、「メンタルを安定させること」につながる。

「理由がわからない不調」って、すごく不安になるんですよ。でも、通信簿をつけていれば「あっ、なんだ、原因はこんなことか」ってわかる。

原因がわかるだけで、メンタル不良の8~9割は解決します。

小沢:
なるほど…。いつから「通信簿」をつけはじめたんですか?

ときどさん:
3年前くらいですね。

僕はプロゲーマーになってずっと順風満帆なわけではないんです。全然勝てない時期もあって、2013年の試合では、『ストリートファイター4』で6-1と大勝しているところから逆転負けしてしまった。「EVO2014」ではベスト32にも残れなかった。その後はスランプに陥ってしまって…

そんなタイミングで、『メンタル・タフネス』(ベストセラーズ)という本を勧められたんです。スポーツ心理学の名著で、これを参考に通信簿をつけてみることにしました。

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最終更新:2019/12/4(水) 12:30
新R25

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