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黒川史陽(智辯和歌山・東北楽天2位)は楽天史上最高の左打者になる可能性を秘めている!

2019/12/4(水) 15:26配信

高校野球ドットコム

 東北楽天からドラフト2位指名の黒川史陽。U-18代表にではなかったが、打撃の完成度の高さという点では、今年の高校生野手では石川 昂弥(東邦)に並ぶ野手として評価している。そんな黒川のプロでの可能性、攻守の内容を振り返った寸評をしていきたい。

ペッパーを行う黒川史陽

(打撃)
 高校通算34本塁打の長打力が魅力の黒川。木製バットを握っても変わらないコンタクト力の高さ、長打力は突出しており、それを好投手相手にも発揮できるのが魅力。高校日本代表候補の合宿では西 純矢、及川 雅貴から強打を見せていて、左打者の中では突出していた選手だった。木製バットを使った国体では9打数7安打。そのうち2安打が奥川 恭伸から打ったもので、期待は高い。内外角をしっかりと合わせて、広角に打ち返すことができる打撃技術の高さはずば抜けている。

 スタンスはオープンスタンス。グリップは肩の位置に置いて、軸足と前足の幅は肩幅ぐらいで、バットの持ち方はゼロポジションを意識した持ち方であり、無駄な力みがなく、しっかりとトップに入れるバランスが取れたフォームである。
 投手の足が下りたところから始動を仕掛けていき、右足を回しこむように上げていきながら、タイミングを計っていく。

 なるべく早めに始動を仕掛けていき、しっかりとトップの形成を取っている。真っすぐバックスイングをしていくとき、以前と比べるとグリップが頭の後ろに入りすぎることがなくなった。ヘッドが入りすぎた時、遠回りしたスイング軌道で振り遅れのスイングもあったが、今はシンプルにトップを取ることができているので、インパクトまでロスのないスイングをすることができている。また、踏み出した足の割れもしっかりとできており、体が突っ込まず、低めのボールにも対応ができている。

 打てるポイントはかなり広く、内角でも、外角でも、柔軟に対応ができている。黒川は国体の取材で木製バットの対応について「力ではなく、来た球をうまく利用して打つ」と答えている。その言葉通り、ボールの軌道に合わせて、自在に打ち分けている。まだ芯を外した打球もあるが、全体的に高レベルな選手であり、もしU-18代表に選ばれても、クリーンナップは間違いなく打てる打撃技術の高さがあった。

 (守備)
 二塁守備は昨年に比べて守備範囲の広さが出てきて、広く打球をさばけるようになった。身のこなしもよくなり、だいぶセカンドらしくなってきた。遊撃手の練習もしていたが、セカンドか、サードあたりが適任の選手ではないだろうか。

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最終更新:2019/12/4(水) 15:26
高校野球ドットコム

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