ここから本文です

同世代が続々“引退”も29歳の木戸愛は「私はまだまだ、やり抜きたい」9年ぶりQTで堂々トップ

2019/12/4(水) 21:09配信

中日スポーツ

◇4日 LPGAファイナルQT第2日(埼玉県本庄市・こだまGC)

 来季シード選手以外の前半戦出場優先順位を決める最終ステージ。前日首位発進の木戸愛(29)=ゼンリン=が8バーディー、4ボギーの68とスコアを伸ばし通算10アンダー単独首位で2日間を終えた。同世代が続々と第一線を退く中、9年ぶり出場のQTで心機一転を図っている。1打差の9アンダー2位に河野杏奈(20)が続き、安田祐香(18)は6アンダー5位、アン・シネ(韓国)は1アンダー17位。渋野日向子の後輩・石川怜奈(20)=チェリーヒルズGC=は14オーバー95位に沈んでいる。4日間の最終成績で35位前後までが来季前半全試合の出場権を得る見込み。

 最終戦が終わり、同世代の仲間たちが次々ツアー撤退を宣言しても、木戸の戦いは終わらない。いや、もう来季への戦いを始めている。前半戦出場権確保への4ラウンドの半分を終え、出場選手中ただ一人通算アンダーを2桁に。単独トップで予選会を引っ張っている。

 「忙しかったです、今日は」。1番で7メートルのバーディーパットを沈める絶好発進だったが、2番ボギー、3番バーディー、4番ボギー、5番バーディー…で前半アウトはパーが2つだけの35。後半は12番パー3でピンそば30センチにつけるなど4バーディーに1ボギーで、トータル68のゴルフだった。「ショットもいい感じ。3パットが2つあったけど、思いきりプレーできてる感じはありますね」と振り返った。

 伊藤園レディスで現役引退を宣言した大江香織は、木戸にとって東北高の1年後輩。「複雑な思いもある」と話していたが「私はまだまだ、という気持ちです。やり抜きたい。今はこの目の前の残り2日間に集中して1打でも伸ばしたい、1つでも上に行きたい」と鼓舞している。

 プロ12年目だった2019年は、元日からボールを打ち「久しぶりに父(=元プロレスラーの修さん)にトレーニングを見てもらい、ハッパをかけられた」。7年ぶりに申ジエらも教えた名伯楽スティーブ・マクレイさんの門をたたき、みっちりショットを磨いて開幕を迎えた。しかし、結果はそんな取り組みに比例せず、出場35試合で予選通過16。賞金ランク74位。8年守ってきたシード権を手放した。

 「いろいろ考えすぎてた。11月に入ってから思いきってゴルフできるようになってきた」。QTトップ通過に賞金や特典はないが、もっと貴重な“自信”を取りにいく。

最終更新:2019/12/4(水) 22:15
中日スポーツ

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事