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金委員長、再び白頭山訪問…北朝鮮「クリスマスプレゼントは米国の決心次第」

2019/12/4(水) 8:45配信

ハンギョレ新聞

金委員長、三池淵郡邑地区の竣工式に出席 来年の「新たな道」に関連した動きに注目集まる

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が2日、三池淵郡(サムジヨングン)邑地区(2段階工事)の竣工式に出席したと、「労働新聞」が3日付で1~3面に関連ニュースを報道した。

 金正恩委員長の三池淵郡の訪問は、金委員長が三池淵郡と白頭山(ペクトゥサン)を訪れ、「2019年総和」と「雄大な作戦」を構想したという「労働新聞」10月16日付の報道以来、1カ月半ぶりのことだ。三池淵郡建設事業の最終目標(3段階工事の完成)の時期は朝鮮労働党の創建75周年記念日の2020年10月10日だ。

 「労働新聞」は、金委員長が「建設者と群衆に温かく手を振って挨拶してくださった」と報じただけで、竣工式に関する金委員長の評価や現場発言には触れなかった。「労働新聞」は、金委員長の「超大型放射砲の射撃実験の現地指導」に関する11月29日付の記事でも、金委員長の発言については報道しなかった。「労働新聞」は、金委員長が10月に三池淵郡の建設現場を訪れた際には、「敵らがいくら執拗にあがいても、私たちの力でいい暮らしができ、我々の方式の発展と繁栄の道を切り開いていくことができるというのが2019年の総和」だという発言を大きく報じた。年末が差し迫った情勢の厳しさと微妙さを意識し、金委員長の肉声の公開を控えたものと見られる。

 北朝鮮の権力ナンバーツーの崔竜海(チェ・リョンヘ)国務委員会第1副委員長兼最高人民会議常任委員長は「竣工の辞」で「(三池淵郡建設事業で)我が国の限りない自立的発展の潜在力が満天下に誇示され、我が党の自力更生路線の生活力が現実に確証」されたものであり、金委員長の「人民に対する愛の結晶体」だと褒めたたえた。米国と国連による厳しい制裁と朝米交渉の膠着で、内部資源の動員を軸にした経済建設を余儀なくされている事情を念頭に置いた、“内部固め”の政治レトリックと言える。

 一方、北朝鮮は同日午後、「リ・テソン外務省米国担当次官談話」を発表し、「残ったのは米国の選択であり、クリスマスプレゼントとして何を選ぶかは、全面的に米国の決心にかかっている」と主張した。リ次官は「朝鮮中央通信」に公開した談話で、「もはや我々がすべきことについて、あえて隠す必要がないため、我々は年末の期限が近づいていることを米国に再び想起させる」としてこのように述べた。米国側が意味のある相応の措置を取らなければ、クリスマス頃に米国を狙った何らかの行動に出る可能性があるという予告だ。金委員長は2017年7月4日に行なった大陸間弾道ロケット「火星-14型」の発射実験を「(米国の)独立記念日のプレゼント」に喩えた。しかし、今回の談話は大陸間弾道ミサイルの発射予告と捉える専門家は多くない。

イ・ジェフン先任記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)

最終更新:2019/12/4(水) 8:45
ハンギョレ新聞

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