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米軍偵察機、連日朝鮮半島上空で“公開偵察飛行”?

2019/12/4(水) 8:45配信

ハンギョレ新聞

「ジョイント・スターズ」に続き「コンバット・セント」も出撃 「意図的に識別信号出しながら飛行しているようだ」 北朝鮮の軍事的動向を監視しながら自制を迫るもよう

 北朝鮮が米国との交渉期限として通告した年末まで1カ月を切った中、米軍の偵察機が朝鮮半島上空で相次いで“公開作戦”を繰り広げている。ひそかに行われるべき偵察飛行を事実上公にすることであり、その背景に関心が集まっている。

 3日、民間航空追跡サイト「エアクラフト・スポット」(Aircraft Spots)によると、米空軍の地上監視偵察機E-8C「ジョイント・スターズ」が同日、朝鮮半島8.8キロメートル上空で作戦飛行を実施した。同偵察機は先月27日にも朝鮮半島上空に出動した。さらに、米国空軍に2機配備された偵察機RC-135U「コンバット・セント」1機が、首都圏9キロメートル上空で識別された。地上の目標物を監視するE-8Cと電磁波などを収集するRC-135Uが同じ日に相次いで出動したのは異例のことだ。これに先立ち、2日にはRC-135W「リベット・ジョイント」が、先月30日と28日にはそれぞれU-2S「ドラゴン・レディー」とEP-3Eの偵察機が朝鮮半島上空を飛行した。

 米国の偵察飛行は、民間航空追跡サイトで偵察機の種類が把握できるほど公開的に行われている。通常、密かに行われる偵察飛行のパターンとは異なる。軍用機、特に偵察機の場合、自ら識別信号を発信しない限り、民間レベルでは種類を把握できない。韓国軍のある関係者は、「米国の偵察機が意図的に識別信号を送りながら飛行しているものとみられる」とし、「このように集中的に偵察飛行を行い、偵察機の種類を公開するのは極めて異例のことだ」と述べた。

 米軍偵察機のこのような公開飛行は、北朝鮮のミサイル発射など軍事的動きを監視すると同時に、軍事行動を自制するように圧力をかけるためのものとみられる。北朝鮮を隅々まで覗いていることを誇示することで、北朝鮮に選択を迫っているということだ。韓国軍関係者は「北朝鮮の軍事的動向は韓米連合資産を通じて綿密に監視されている」とし、「米国の偵察飛行はこれを補強し、北朝鮮に自制を促すメッセージとみられる」と述べた。

ユ・ガンムン先任記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)

最終更新:2019/12/4(水) 8:45
ハンギョレ新聞

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