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ブロックチェーンで太陽光エネルギーをP2P取引:パワーレジャーとインド政府が実験

2019/12/4(水) 7:00配信

CoinDesk Japan

オーストラリアのブロックチェーン・スタートアップ、パワーレジャー(Power Ledger)は11月28日(現地時間)、インドのウッタル・プラデーシュ州でピア・ツー・ピア(P2P)の太陽光エネルギー取引プラットフォームをテストする計画を発表した。

ソーラーパネルの電力を近隣家庭とP2P取引

電力会社のUPパワー(UP Power Corporation Limited)と同州の新&再生可能エネルギー開発局(New and Renewable Energy Development Agency)によるこのパイロット・プロジェクトは、屋根にソーラーパネルを備えた世帯がブロックチェーン・プラットフォームを通して近隣の人々と電力を取引できるようにすることが狙いとUPパワーは述べた。

パワーレジャーは、このプロジェクトの指揮をとる官民連携のインド・スマート・グリッド・フォーラム(India Smart Grid Forum:ISGF)に加わった。

「我々は政府や州の電力会社と直接連携して、インドのエネルギー市場においてブロックチェーン・ソリューションを試していく」とパワーレジャーの共同創業者ジェマ・グリーン(Jemma Green)氏はCoinDeskに語った。

「インド最大の州でのISGFパイロット・プロジェクトとともに、我々は国際的に勢いを増している」

パイロット・プロジェクトの第1フェーズは2020年3月に完了する予定だ。

「結果はウッタル・プラデーシュ州全体でP2P太陽光エネルギー取引を展開するための規制と市場を作ることに役立つだろう」とグリーン氏は語った。

スマートメーターで電力を管理

ISGFのエグゼクティブディレクター、リーナ・スリ(Reena Suri)氏によると、各家庭はブロックチェーン上で実行されるスマートコントラクトを通じて、リアルタイムで価格を設定し、エネルギー取引を追跡し、余った太陽光エネルギー取引を決済できるようになる。

これはパワーレジャーのプラットフォームに統合されたスマートメーター・システムによって可能となる。

「事前の手続き、プランニング、場所の選択が完了し、スマートメーター・インフラが配備されれば、パワーレジャーは設定を開始し、すべての主要な利害関係者と協議して、ダイナミック・プライシング・Xグリッド(Xgrid)P2Pエネルギー取引プラットフォームの展開に向けた取引ロジックを完成させる」とグリーン氏は述べた。

今回のプロジェクトは、ブロックチェーン技術を促進し、太陽光エネルギーの生産能力を高めることで化石燃料への依存を抑えようとするインドの取り組みの中で生まれた。

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最終更新:2019/12/4(水) 7:00
CoinDesk Japan

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