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北朝鮮の仮想通貨カンファレンスで実際に起きたこと――出席者は語る

2019/12/4(水) 7:31配信

CoinDesk Japan

2019年4月に北朝鮮の仮想通貨カンファレンスに参加したイタリア人男性は、友人でイーサリアム開発者のバージル・グリフィス(Virgil Griffith)容疑者を起訴したアメリカ政府の対応は度が過ぎていると述べた。

グリフィス容疑者は、北朝鮮がアメリカの経済制裁を回避することを容易にするような技術的訓練を提供したとして、国際緊急経済権限法違反で起訴された。ジェフリー・S.・バーマン(Geoffrey S. Berman )米連邦検事が先週の声明で述べた通り、「北朝鮮に非常に技術的な情報」を提供したとして、グリフィス容疑者は身柄を拘束されている。

しかし、ファビオ・ピエトロサンティ(Fabio Pietrosanti)氏は、平壌ブロックチェーン&仮想通貨カンファレンス(Pyongyang Blockchain and Cryptocurrency Conference)で起こったことを、法執行機関は大げさに理解していると述べる。内容のあることはほとんど起こっていない、と同氏はCoinDeskに語った。

「制裁はまったくとして話題に上がりませんでした」と、感謝祭の日(11月28日(現地時間))にFBIに逮捕されたイーサリアム財団(Ethereum Foundation)のスタッフ、グリフィス容疑者と同じ旅行に参加し、カンファレンスにも出席したピエトロサンティ氏は述べた。

ピエトロサンティ氏によれば、北朝鮮外部から来た少人数のグループに、いわゆる「隠者王国」と呼ばれる北朝鮮を見学することを可能にした旅行のうちの2日間を、このカンファレンスが占めていた。全旅程は北朝鮮の公式ウェブサイトから確認できる。

「北朝鮮にずっと行ってみたかったのです」とピエトロサンティ氏はCoinDeskに語った。反検閲活動家の同氏にとって北朝鮮は、制裁を受けた国家として、大いに好奇心をかき立てる場所であった。「統制に対抗したいといつでも思っているので、非常に興味深いのです」とピエトロサンティ氏は語った。

ピエトロサンティ氏はグリフィス容疑者のことを10年近く知っており、最初に出会ったのは、監視を国家レベルの当事者以外にはほとんど不可能にするオープンソースの匿名ウェブブラウザを開発するトーア(TOR)コミュニティの参加者としてであったと述べた。

弁護士事務所ベイカー・マルクアルト(Baker Marquart)所属でグリフィス容疑者を担当する弁護士、ブライアン・クライン(Brian Klein)氏は、12月2日(現地時間)に、容疑者の初出廷後に声明を発表した。

「本日判事が、バージルは裁判まで刑務所から釈放されるべきと判断したことを非常に嬉しく思っています。刑事告訴状に記された、真実か分からない申し立てに異議を唱えます」とクライン氏はCoinDeskに語り、次のように続けた。「バージルは、出廷の日に事態の全容が明らかになるのを楽しみにしています」

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最終更新:2019/12/4(水) 18:29
CoinDesk Japan

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