ここから本文です

PE投資、最盛期は終わりか-カルパースなど年金基金にも懸念広がる

2019/12/4(水) 6:33配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): プライベート資産に資金を投じる投資家は、「過剰な資金流入で駄目にならない資産クラスはない」というウォール街のレジェンド、バートン・ビッグス氏の言葉を思い出すかもしれない。

公開企業の株価が割高で、債券利回りがマイナスとなる世界で、プライベートエクイティ(PE、未公開株)はファンドが利益を刈り取ることができる最も肥沃な領域の一つであり、投資家が殺到している。

買収先の資産を担保に資金調達を行うレバレッジド・バイアウト(LBO)のバリュエーション(評価)が歴史的高水準にある状況を受け、モルガン・スタンレー・ウェルス・マネジメントなどは、2桁のプラスのリターンが10年続いた後、業界が既にピークに達したと主張する。

そうした中で、カリフォルニア州職員退職年金基金(カルパース)の巨額資金の運用担当者は苦しい状況に置かれている。

ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズの政策リサーチ責任者エリオット・ヘントフ氏は「リターンが低下しつつある。その空間に多くの資金が向かっており、リターンのプレミアムが縮小しつつある」と指摘した。

カルパースのPEポートフォリオは、2018年7月-19年6月の運用成績がプラス7.7%と前年度のプラス16.1%からリターンが低下した。

原題:‘Peak’ Private-Equity Fears Are Spreading Across Pension World(抜粋)

(c)2019 Bloomberg L.P.

Anchalee Worrachate, John Gittelsohn

最終更新:2019/12/4(水) 6:33
Bloomberg

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事