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「地獄の風景」「吐き気がした」 “架空の東京”で震度7の地震が発生 NHKドラマ『パラレル東京』が描く衝撃

2019/12/4(水) 12:00配信

ねとらぼ

 「今日、午後4時4分に、東京で首都直下地震が起きました」――12月2日放送のNHKスペシャルドラマ『パラレル東京』が、そのあまりに衝撃的な内容にネット上で大きな驚きをもって受け止められています。

【画像】「群衆雪崩」が発生した瞬間

●首都圏で震度7の地震が発生……という設定

 『パラレル東京』は、NHKが12月1日~8日にかけて実施している番組シリーズ「体感 首都直下地震ウイーク」の中の一番組。架空の東京=パラレル東京で、最大震度7の首都直下地震が起こったら……という設定で進むドラマ作品です。

 同作の特徴はそのリアルタイム性で、ドラマ内での地震発生当日である12月2日を「DAY1」とし、12月5日の「DAY4」まで4日間を現実の時間軸と一致させて描く内容。番組の放送時間外でも作中世界での状況は進行しており、連動したスマートフォンアプリに通知が届くなど、視聴者が被災状況を身をもって体感できる仕組みとなっています。

●強いストレスを覚える映像

 ここまでなら「よくできた防災意識を喚起してくれる番組」というだけなのですが、視聴者に驚かれているのは、ドラマが描く極めてシリアスでショッキングな内容。

 震災直後で大混乱に陥っているテレビ局を舞台に、主人公のアナウンサー・倉石美香(26)は未曽有の被害を視聴者に伝えようとするが……というストーリーが、壊滅状態の首都圏の映像、パニック状態の人々、近しい人間の死などによってリアルに描かれます。

 単なる注意喚起というレベルを超えた、見る者に強いストレスを覚えさせるかのような映像の連続に、ネット上では「見ているだけで苦しい」「吐き気がした」「地獄の風景」などの感想が。

 一方で、こうした苛烈な演出は制作側によってあえて意図されたものであるとし、

 『「群衆雪崩怖い、吐き気がした」のように多くの人がツイートしてる所に今回のNHKの放送の意義がある。東京の人は混雑に慣れてるから(例:満員電車)大丈夫といった「正常性バイアス」をぶっ壊す為に放送している』

 などの感想や、同作の脚本を担当した成瀬活雄さんによる

 『なんのためにドラマにするのか。そもそもドラマって何? 膨大な資料と格闘し、考え抜き、激論を繰り返し、たどりついた番組です。災害を自分に起こることだと想像するのは難しい。だからこそ、ドラマでしかできない全てを脚本に叩き込みました』

 といったツイートがありました。

 ドラマ放送後のスタジオトークでは、MCの井ノ原快彦さんが「かなり見た方にとってショッキングな映像もあったかもしれませんが、これぐらいショッキングじゃないと伝わらない」とその考えを語っています。

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最終更新:2019/12/4(水) 12:00
ねとらぼ

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