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ECBのマイナス金利、ユーロ圏財務相の批判強まる-関係者

2019/12/4(水) 11:07配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): ユーロ圏の加盟国財務相は欧州中央銀行(ECB)当局者らとの非公式の対話で、マイナス金利政策への批判を強めている。事情に詳しい関係者が明らかにした。

北欧州のユーロ圏諸国の財務相を中心に経済を巡る対話に際し、ECBのマイナス金利政策が貯蓄や年金制度に悪影響を及ぼしていると不満を訴える声があるという。微妙な問題だとして関係者らは匿名を条件に語った。ECBは各国政府が財政政策で景気を支援するなら、マイナス金利はそれほど長期化しないと論じている。

漏れ聞こえてくるECB当局者と財務相との間の緊張は、政策委員間の意見不一致を反映しているのかもしれない。ラガルド新ECB総裁が直面する困難が浮き彫りになる。

事情に詳しい関係者によれば、9月12日のECB利下げ決定の翌日に開かれたユーロ圏財務相会合では、ベルギーとルクセンブルクが超低金利による資産価格への影響に懸念を表明した。また、10月9日のユーロ圏財務相会合でも、オランダがマイナス金利の「貯蓄者と金融安定に対する潜在的リスク」を指摘したと、フクストラ蘭財務相が同国議会に報告している。

ラガルド総裁は今週ブリュッセルで、ユーロ圏財務相会合に出席する。

原題:ECB Sub-Zero Rate Policy Faces Pushback From Finance Ministers(抜粋)

(c)2019 Bloomberg L.P.

Birgit Jennen, Viktoria Dendrinou, Patrick Donahue

最終更新:2019/12/4(水) 11:07
Bloomberg

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