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首相答弁にほころび、モリカケより泥沼化 検証・桜を見る会と夕食会(中)

2019/12/5(木) 10:42配信

47NEWS

 預託商法の「ジャパンライフ」元会長は安倍晋三首相の推薦枠だったのかなど、新たな問題も次々に浮上する「桜を見る会」。首相は12月2日の参院本会議で、12日ぶりに国会答弁に立ち、従来の主張や政府の見解を繰り返した。確かな根拠に基づく説得力のある説明は依然としてなく、主張や見解には、ほころびも目立つ。参院本会議での答弁を中心に、桜を見る会の検証を続ける。(共同通信編集委員=竹田昌弘)

 ■招待状届かない可能性、案内文に記載なし

 まず首相は参院本会議で、桜を見る会の招待者について「幅広く希望者を募り推薦を行っていた。私自身も事務所から相談を受ければ、意見を言うこともあった。実際の事務所での推薦作業の詳細は承知していない。私の事務所に申し込めば、必ず招待状が届くというものではない」と答弁した。

 ただ安倍晋三事務所が今年2月、地元の支援者に出した「『桜を見る会』のご案内」には、次のように書かれている。 

 「謹啓、時下ますますご清栄のことお喜び申し上げます。さて、本年も下記のとおり総理主催の『桜を見る会』が開催されますので、ご案内申し上げます。なお、ご出席をご希望される方は、2月20日までに別紙申込書に必要事項をご記入の上、安倍事務所または、担当秘書までご連絡くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。内閣府の取りまとめになりますので、締切(原文ママ)後の追加申込(同)はできませんので、ご了承ください」 

 本文の下には、桜を見る会の開催日時、開催場所、主催=内閣総理大臣(内閣府)と表記=と「あべ晋三後援会主催 前日夕食会(会費制)」の開催日時、開催場所が書かれている。この案内文の内容では、申し込んでも招待状が届かないケースがあるとは思えない。注意を促しているのは、締め切り後の追加申し込みはできないことだけだ。 

 もしかすると、支援者が案内文に従い、別紙申込書に必要事項を記入し、2月20日までに、安倍事務所または担当秘書に連絡すると、招待状が届かない場合があると伝えられるのだろうか。それでは支援者に失礼ではないか。首相の答弁が事実ならば、確かな根拠を示して説明してほしい。 

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最終更新:2019/12/6(金) 21:20
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