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再び1兆円目指して人気が再燃する「グロイン」! 15年たっても衰えぬ人気の理由

2019/12/5(木) 20:20配信

モーニングスター

 3カ月間を1クールとして全国の会場を回り、テーマを変えて1年間に4回のセッションを繰り返す「ピクテ・スペシャル・ジャパン・ツアー」の講師には、社長の萩野氏も登壇。商品説明会ではなく、定期的に開催される資産運用セミナーという位置づけだ。同社のストラテジストや商品本部のスペシャリストが、プロの視点で金融市場の動向を解説し、資産運用の考え方を分かりやすく伝えている。「ジャパン・ツアーで目指しているのは、ピクテという会社のお客様に向き合う誠実な姿勢を知っていただくこと。金融市場について語る時にも、運用業務に携わるプロが語る言葉と、聞きかじりを話している人の話は全く違うことを、お客様は厳しく選別されると思う。ピクテは本物の運用の話が聞けるということに徹底的にこだわってセミナーを展開している」という。

 そして、「グロイン」の商品性は、設定当時に国際投信(現三菱UFJ国際投信)の「グロソブ」(グローバル・ソブリン・オープン)が5兆6000億円の残高に向かって急拡大しているさ中だったこともあり、「グロソブの人気を引き込める商品」をめざしたという。萩野氏は、「日本人が心地よいと感じるリスク・リターンのプロファイルは、リスクが10~15%程度で、安定収益を狙える資産だと分析し、それを株式ファンドで実現するために、EPS(1株当たり利益)の変動が小さな公益株に国際分散投資し、それによる通貨の分散を同時に図れる商品を設計した」という。電力・ガスや水道事業などの公益セクターは、業績が安定していることに加え、国や地域によって規制や電源等のインフラが異なり、国際分散投資の効果がある事業セクターとして注目したという。

 「もともと、公益株への投資は、世界の株式市場のパフォーマンスの中心が、成長株と資産株(公益株)の間で10年間前後で主役が入れ替わるという現象がある。2004年当時は資産株(公益株)がリードする市場環境だった。その後、リーマンショックを経て、その回復期である株価上昇局面では、GAFA(グーグル、アマゾン、フェイスブック、アップル)を中心とした成長株投資が市場をけん引していた。それが、2018年を境に成長株の上昇にピークアウト感が出てきた。成長株に替わって資産株(公益株)の時代がやってきたと感じられることも近年『グロイン』への注目を高めるきっかけになっている」(萩野氏)という見方もできる。

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最終更新:2019/12/5(木) 20:20
モーニングスター

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