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李登輝政権で国策顧問 曽永賢氏死去 日台関係に貢献/台湾

2019/12/5(木) 16:19配信

中央社フォーカス台湾

(台北中央社)国民党・李登輝政権で国策顧問を務めた曽永賢氏が3日、台北市内で死去した。日台の研究者の対話の場となるフォーラムを立ち上げたほか、台湾における日本研究の発展を目指すなど、日台関係に貢献した。

1924年12月生まれ。日本に留学した経験を持つ。早稲田大学を卒業し、台湾に戻った後の1947年に中国共産党に入党。1952年に国民党政権に逮捕され、転向後、1953年から40年近くにわたり法務部(法務省)調査局で中国共産党研究に従事した。李政権下では中国との「密使」を務めた。

2000年に民進党・陳水扁政権が発足すると、重心を日台関係に置くようになり、中華欧亜基金会(現亜太和平研究基金会)の副董事長(副会長)兼執行長(CEO)時代の2002年には、日台の専門家が安全保障や経済などについて話し合う「日台フォーラム」を台北で初開催させた。同フォーラムは2003年には東京で開かれ、日本側からは、主催者の世界平和研究所(現中曽根康弘世界平和研究所)の会長、中曽根康弘元首相があいさつに立った。

また、台湾において現代の日本社会への理解が不足しているとの懸念を抱き、日本への理解や研究の深化を図る叢書の編纂も計画していた。だが出版を実現させることは叶わなかった。

(林克倫/編集:名切千絵)

最終更新:2019/12/5(木) 16:19
中央社フォーカス台湾

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