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幸福度ランキング上位国デンマークで流行る、幸せでいるためのマジカルワード「pyt」とは?

2019/12/5(木) 6:00配信

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生きていると、思い通りにならない場面に直面する。目指していた学校の入試に落ちた、後輩に昇格を先越された、大事なイベントの日が大雨だった、真っ白なシャツにケチャップが付いてしまった…。大なり小なり、誰しもが経験する心折れる出来事。こんな時、やり場のない感情をどう処理したらいいのか?

北欧の小国デンマークには、「pyt」という言葉がある。pytは、英語や外国語に訳すことができない、デンマークで生まれた独自の造語である。デンマーク人はpytという言葉を使うことで、「ストレスから解放され、前向きになれる」という。そんな “マジカルワード” pytはどんな意味を持つのか。

マジカルワードで幸せに? デンマーク人と幸福度の関係

デンマークは「世界幸福度ランキング」で毎回上位にランクされる、世界で最も幸福な国のひとつである。しかし、いかに “幸せなデンマーク人” と言えど、常にハッピーなわけではない。お天気の日があれば雨の日も、雪の日だってある。

では、先のpytはどのような時に、どう使われるのか。デンマークの人たちは、自分ではコントロールできない状況に陥った時に「pyt」と呟くようだ。pytを敢えて直訳すると「気にしない」「心配しない」とも変換される。しかしそれはpytの持つほんの一面であり、本質ではないという。

pytには「どうすることもできないけど、その現実をポジティブに受け入れよう」という、ある種、前向きな意味合いが込められている。ままならない出来事に対し、怒り狂うでもなく立ち向うでもなく、静かに受け入れる。無駄なエネルギーを費やさず、ハッピーでいるために。

pytの心境は、何かに似ていると気づいた方もいるだろう。そう、昨今話題となっている「マインドフルネス」である。些末事にとらわれることなく、今この瞬間を大切にする生き方。

マインドフルネスは、深い集中力やストレスの軽減、心の平静が得られることから、医療や福祉の現場でも取り入れられている。また、Googleがマインドフルネス瞑想を採用していることは有名で、良いアイディアを生み出すことや、生産性・仕事のパフォーマンス向上にも繋がることは周知の事実だ。

デンマークでは、それをpytという言葉を通して、誰もが日常的にマインドフルネスを実践しているのは興味深い。

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最終更新:2019/12/5(木) 6:00
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