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松本山雅FC加入内定の飯塚FW村越凱光「感謝の気持ちを忘れずにこれからのプロ生活を頑張っていきたい」

2019/12/5(木) 11:50配信

高校サッカードットコム

 12月3日、来季から松本山雅FCへの加入が内定している飯塚FW村越凱光(3年)の入団内定記者会見が、福岡県飯塚市の同校で行われた。会見には、村越の他に中辻喜敬監督と松本の江原俊行チーム統括本部強化育成部スカウトが出席。サッカー部、吹奏楽部、陸上部、駅伝部、柔道部の生徒が見守る中、壇上に立った村越は「松本山雅FCという素晴らしいチームでプロサッカー選手としてのスタートできるのを心より嬉しく思っています。自分がこの場に立てているのは、中辻監督を始め、これまでの指導者や先生、チームメイト、家族の存在があったから。自分に携わってくれた人たちには感謝の気持ちしかありません。感謝の気持ちを忘れずにこれからのプロ生活を頑張っていきたい」と意気込みを口にした。

【写真】飯塚FW村越凱光の会見の様子

 神奈川県のエスポルチ藤沢出身である村越が、福岡県に来た理由は、彼が中学3年生の夏まで遡る。中辻監督が試合視察に行ったものの、村越は怪我で未出場だったが、「ベンチから戦況を見つめる姿、ハーフタイムにボールを蹴る感じ、『飯塚に来て一緒に頑張ろう』と声をかけた時の熱い眼差しを見て、『コイツは何かやるんじゃないか』と熱いものを感じた」(中辻監督)。村越も練習参加や試合見学もしないまま、入学を即決。「この人について行ったら、プロになれると思った」と振り返る。

 入学1年目は、ヤンチャさが顔を覗いたが、持ち前のドリブルとパンチ力のある左足シュートを評価され、選手権予選のメンバー入り。準決勝の筑陽学園戦では、試合終盤の5分ながらもピッチに立った。0-1で敗れた後に、一番悔し涙を流していたのが村越だったという。敗戦を境に、学校生活や練習に対する取り組みが日増しに良くなっていった。最終学年を迎えた今年は、新チームになってすぐのリーグ戦でコンディション不良により、持ち味を発揮できず前半途中で交代。雷を落とした中辻監督は、試合後に村越がどんな態度をとるのか観察した所、学校に帰ってからグラウンドを全力で走る村越がいたという。「彼の姿をサッカーにかけている想いを感じた。ただのヤンチャ坊主ではない。そこで初めてプロに行くんじゃないかなって思った」(中辻監督)。

 2月には鹿児島キャンプに練習参加。松本は当初、プレーがダメなら1日でチームに返すつもりでいたが、好アピールを続けて、練習参加は1週間まで延びた。最終日に行ったロアッソ熊本とのTMでも、持ち味のドリブルでチャンスを演出。スタッフ全員が高く評価したため、4月には正式オファーに至った。反町康治監督も、初めてプロの練習に参加した選手は緊張や遠慮から持ち味を発揮できないケースが多い中、堂々とした立ち振る舞いを見せた点を評価しているという。

 オファーを受けてから、他のJクラブを探すことも可能だったが、高校入学を決めた時と同じく松本への加入を即決。村越は、加入の理由についてこう明かす。「チームの雰囲気や先輩方がくださるアドバイスが有難くて、この人たちと一緒にプレーしたいと思った。また、自分の足りない所が松本山雅にはいっぱいある。自分に合っていない場所で、自分のスタイルをどれだけ貫き通せるか試したかったのも決めた理由」。

 憧れだったプロ生活では、ルーキーだからと言って臆するつもりはない。「(松本は)J2に落ちてしまったけど、自分が死ぬ気でどんな時でもチームを助けられるストライカーになって、チームを助けたいと思っている」と1年目からの大暴れを誓う。江原氏も「今年の山雅はJ1で一番得点が少ないチームだったので、個で突破して点が獲れる選手の必要性を感じていた。尖って尖って、ドリブルでグイグイ行って欲しい。そういうプレーをすることでお客さんが喜ぶんじゃないかと期待しています」と大きな期待を寄せる。強烈な個性を消すことなく、Jの舞台でも持ち味を発揮できるか、多くの人が彼の活躍を待ちわびている。

最終更新:2019/12/5(木) 11:50
高校サッカードットコム

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