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「指導者は性に合わない。経営者、ゆくゆくは…」 播戸竜二が挑戦する道筋とは?

2019/12/5(木) 11:54配信

REAL SPORTS

今年9月に現役引退を発表し、新たな道を歩む現在を「今はまた1998年のプロ1年目の練習生みたいな感じ」と語る播戸竜二。引退セレモニーの時に、指導者ではなく経営者、ゆくゆくはJリーグのチェアマン、JFA(日本サッカー協会)の会長に……と話したその真意、そして彼が考えているJリーグや日本サッカーが進むべき道、自身が選ぶ未来とは?

優秀な監督や選手だけが集まってもダメなんだなと感じてきた

――今年9月に現役を引退され、最近の播戸さんのSNSを見ていると、現役時代よりも肩の力が抜けたように感じます。これまでは、自分から他の人へのアプローチってそんなにしていなかった印象でしたが、今は躊躇なくコミュニケーションを取っていますよね。

播戸:もともと好奇心もあるし、自分自身はいろいろな人と交流してみたいと思っていたけど、相手にとってはJリーガー、プロアスリートとして見られているので、こっちもそう振舞わなくてはというのがしんどかったこともありました。今はそれがなくなって楽になりました。

――現在は解説者としても活躍されています。

播戸:現役サッカー選手を辞めて、新しいことをちょっとずつやり始めた段階なので、今はまた1998年のプロ1年目の練習生みたいな感じ。解説は難しいですね。

――戸田(和幸)さんや岩政(大樹)さんのような分析的な解説よりも、播戸さんしか話せないことを、播戸さんらしくストライカー目線で話してもらえたらよいのではと思います。

播戸:そうですね。でも世間の流れとしては、分析を求めているところもあるじゃないですか。選手目線で話しつつ、そういう人たちに対しても、「(分析面でも)ちゃんとわかっているんだな」と感じてもらえるようにやりたいですね。欲張りかもしれないけど。
 解説の仕事でも、俺はどちらかというと準備して臨むよりも、目の前で起きていることをしゃべりたいっていう思いがあるから。もちろん、準備したいという自分もいます。でも見ている人たちはデータも含めたいろいろな視点で(試合を)知りたいというところもあるんじゃないかと思いながら、勉強やなと思いながらやっています。話すのは簡単だけど、解説は簡単じゃない。

――今後について、播戸さんは引退セレモニーの時に、指導者ではなく経営者、ゆくゆくはJリーグのチェアマン、JFA(日本サッカー協会)の会長に……と話していましたが、引退の場でそのようなことを言った方は初めてだったと思います。その意図はどこにあったのですか?

播戸:指導者にまったく興味がないわけではないけれど、現時点ではどちらかといえばマネジメントの仕事に対する興味が強いです。監督やコーチって、自分ではどうにもできない部分がすごく作用するから、自分としてはあまり性に合わないなと思って。絶対喧嘩して文句言うようになりそうだなと思うと、指導者の道で良い未来が思い描けなかったんです。

――中田英寿さんも、似たようなことを言っていました。指導者になっても選手たちは絶対言うこと聞かないから、それでイライラして揉めるだろうから絶対やらないって。

播戸:そうなるのが目に見えているし……。あとは、クラブをつくろうという話になったら、いろいろなクラブへ行って経験して、ちゃんと一歩一歩成長させていかないと継続的な結果は出ないと思いました。

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最終更新:2019/12/5(木) 12:46
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