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ベイスターズを5年で変えた池田元球団社長「満員にしたら野次が消える」経営目線のチーム強化術

2019/12/5(木) 9:01配信

AbemaTIMES

 チームを強くしたかったら、チームを人気にしてしまう。そんな逆転の発想が、実力も人気もなかったチームを、まるで別物に仕立て上げた。横浜DeNAベイスターズの初代球団社長として活躍した実業家の池田純氏が11月28日に放送されたAbemaTV『NewsBAR橋下』に出演。橋下徹氏ら共演者たちに、人気・実力ともに乏しかったプロ野球の1チームをいかに育て上げたか、そのノウハウを公開した。競技である以上、監督・コーチといった指導者を集め、素質ある選手を集めて鍛える、というのが従来の考えた方だが、池田氏のアプローチはまるで別角度。先にチームを人気者にすることから始めたのだ。

【映像】池田純氏と橋下氏の対談

 2007年、株式会社ディー・エヌ・エーに入社した池田氏。長いプロ野球の歴史において、史上最年少35歳で球団社長に大役を任されると、マーケティング担当役員を務めていた手腕を思う存分発揮した。真っ先に、エンターテインメントとして劣っていた球場の各サービスに着手。「全国のクラフトビールを取り寄せては飲みましたよ。尿酸値が上がるまで(苦笑)」と、2年間かけて球団オリジナルビールを開発、これが大ヒットした。

 続いて手をつけたのは、ビールのお供に最適な唐揚げ。ミシュランで星を取るようなレストランに、共同開発をお願いしようと通い詰めた。当初は「池田さん、唐揚げはどこまでいっても唐揚げだよ」とはねのけていたシェフを最後は口説き落とし、「その場でチーズ削って、トリュフ削って」とトライしたところ、これまたおもしろいように売れた。話を聞いていたお笑いコンビ・サバンナの高橋茂雄が「野球ファンの友達に聞いたら、横浜スタジアムが圧倒的におもろいって。飯もうまいし、とにかく楽しい」と興奮気味に語った。

 池田氏は、年配者も多い野球界から「若造Gパン社長」と怒られながらも突き進んだ。試合のイニング間、これまでなら観客はトイレ休憩、選手はキャッチボールでもするところだったが、なんとグラウンドに観客を入れた。「マシンでフライを捕れたら、ビールを半額にしたんです。神聖なグラウンドで何をするんだって言われましたけど、でもお客さんはすごく盛り上がるんです」。映画や漫画、ライブなどのエンターテインメントを手掛けてきた経験が活き、この企画も大当たり。3万人の観客の前でフライを捕るという非日常体験が、ファンの間で話題になった。

 選手からすれば、練習中に観客が入ってくること自体、おもしろいものではなかった。ただ、ここでもその意味を正確に伝えれば、納得する確信があった。「選手も結局は目立ちたがり。だんだんお客さんが増えて、注目が当たって、自分のユニフォームのレプリカが売れると、いいお小遣いが入るんですよ。だから全部経営の説明をして『お客さんが増えたら、これだけ君たちの年俸を増やす。だから協力して』と。もともとそういうロイヤリティはあったんですが曖昧だったので、どの選手が一番売れているとか、どのくらい入るとか説明しました。お小遣いでも数万円、下手したら数億円ですから」と、実利があると訴えた。

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最終更新:2019/12/5(木) 9:01
AbemaTIMES

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