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49歳の今から始める「老後資金2000万円をつくる術」

2019/12/5(木) 18:31配信

MONEY PLUS

【FPの回答】

鈴木: 毎日のお仕事で家計を支えながら、子育てに家事に頑張っていらっしゃるお姿が目に浮かびます。

上のお子様の大学入学を控え、教育費も山場を迎えていますね。このタイミングでその先の老後資金に目を向け対策を考えるのは、なかなかできないこと。すばらしいです。貯金目標も明確にされていますので、達成に向けて何ができるかを考えていきましょう。

2000万円を16年間で貯めるための「2つの計画」

まずは、目標達成のために、どのくらい貯めていけばよいかざっくりと試算してみましょう。

<ケース1:同じ金額を積み立てる>
16年間同じ金額を預貯金にて積み立てた場合は、毎月いくらずつ積み立てればよいでしょうか。

2000万円÷16年間÷12ヵ月≒10.4万円

まさに今貯めていらっしゃる毎月の金額と同じ10万円ですので、投資にまわさなくても65歳時には2000万円になることがわかります。

<ケース2:教育費の減額に合わせて積立金額を増やす>
今は教育費が多くかかっていますが、4年後には上のお子様は独立され、教育費負担がかなり減るでしょう。それとともに積立金額を増やすという方法も有効です。

たとえば、今から4年間は月3万円、その後6年間は月6万円、その後6年間は月20万円積み立てれば、16年後に2000万円貯まります。お子様が二人とも独立すれば、教育費、生活費ともに大きく支出が減りますので、貯金のスピードをあげるのは大変ではありません。むしろ、ずっと同じ金額で積み立てるより、ケース2の方法の方が現実的とも考えられます。

毎月貯める10万円をすべて老後資金に充てようとは思わずに、教育費がかかっているうちは、そのうち一部を老後資金にまわすくらいの気持ちで大丈夫ですよ。

年間ではなく“毎月の収支”を黒字化する

さて、毎月10万円貯蓄されているとのことですが、家計の内容をみると毎月の収支は赤字となっています。今の家計は、毎月の赤字になる金額分を、ボーナスで補填している状況です。年間収支がプラスになっているので良さそうに見えますが、早いうちにこの状況を脱し、毎月の家計を黒字に転換することを目指しましょう。そうした方がよい理由が2つあります。

・ボーナスがあるから…と日々の生活費が膨らみがちになってしまい、結果ボーナスからの補填分が多くなり貯金額が減るため

・ボーナスがない生活になった途端に、家計がピンチになるため

ご相談者様、旦那様は現在49歳、50歳と、ご心配されている老後が少しずつ近づいてきており、今後は生活レベルを上げ過ぎずにできるだけ抑えていくフェーズに入っていきます。

支出の内訳のうち、すぐに見直しが可能そうな項目は、通信費(4万円)と食費(15万円)、その他の支出(5万円)です。一方、教育費やお小遣いなどについては、このままで良いでしょう。大学入学後、毎月の支出は今より減ると思われますが、学費以外にかかるものも多いものです。余裕のある予算を立てておくと、必要になったときに出せるので安心です。

通信費については、業務でどうしても使う場合は難しいですが、格安スマホ等に変更できる人だけでもチャレンジを。4人家族であれば家の通信費を合わせて2.5万円くらいまで減らせます。

また、食費も4人家族にしては少々高めです。事情がある場合は別ですが、いま一度ムダな食材など買っていないか、外食は多すぎないか等チェックしてください。外食費含め10万円くらいまでは減らせるとよいですね。その他の支出についても、不必要なものがないかチェックしてみましょう。

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最終更新:2019/12/5(木) 18:31
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