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カルパース、新興運用者育成プログラム縮小-リターン目標達成に向け

2019/12/5(木) 15:48配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): 米最大の公的年金基金、カリフォルニア州職員退職年金基金(カルパース)はリターン目標達成に向けた戦略見直しを進める中、外部の「新興」資産運用事業者の起用を大幅に縮小している。これにより、多様性を高める取り組みが後退する可能性がある。

ウェブサイトによれば、カルパースは1991年に新興運用者育成プログラム(EMP)を開始。対象事業者の多くが女性やマイノリティー主体で運営されており、運用資産が20億ドル(約2180億円)未満であることが適格候補の要件だ。ただ、そうした取り組みは許容できる利益を生み出す必要性という、従来型の運用事業者が受けているのと同じ圧力に直面している。

マーシー・フロスト最高経営責任者(CEO)は10月21日付の取締役会へのメモで、カルパースが目標とする年間リターン7%を達成する上で、従来型の運用者も新興運用者も全体的に十分には貢献していないと指摘した。ブルームバーグが確認したメモのコピーで明らかになった。

同CEOは「ここ3カ月で、従来型の外部運用者による運用資産を300億ドル強から50億ドルに削減し、運用者数も17から3に減らした」と説明。「EMPの見直しも進めており、新興運用者による運用資産を36億ドルから5億ドルに、運用者数を5から1に縮小した」ことを明らかにした。

米国の年金基金はコスト削減と収益改善、長期的な資金調達環境の強化に努めている。カルパースはこれまでも外部運用事業者との関係を縮小してきたが、1月に就任したベン・メン最高投資責任者(CIO)の下でプロセスが加速した。今月3日時点の運用資産は3870億ドル。

(c)2019 Bloomberg L.P.

John Gittelsohn

最終更新:2019/12/5(木) 15:48
Bloomberg

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