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米中が第1段階の貿易合意に近づく、緊張高まる中でも

2019/12/4(水) 19:38配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): 香港や新疆ウイグル自治区の問題を巡り米国と中国の間の緊張が一段と高まる中でも、米中は第1段階の貿易合意に盛り込む関税の巻き戻し幅で妥結に近づいている。事情に詳しい関係者が匿名を条件に明らかにした。

関係者は、米中合意を急がないという趣旨のトランプ米大統領の3日の発言について、その場の思い付きのコメントだとして、交渉の行き詰まりを意味すると受け取られるべきではないと語った。

中国側の事情に詳しい関係者の1人は、香港や新疆ウイグル自治区の人権問題で中国当局者に制裁を科す取り組みを米議会が進めているが、通商交渉には影響を及ぼさない公算が大きいと述べた。

米国の交渉当局者は、15日に対中追加関税を発動する前に第1段階の合意を完了できると考えているという。交渉の懸案には、中国による米農産品購入の保証の仕組みや具体的にどの関税を巻き戻すのかなどが含まれると、関係者は話した。

ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表の執務室にコメントを求めたが返答は得られなかった。中国商務省にファクスを通じて関税巻き戻しについてコメントを求めたが、まだ返答はない。

トランプ大統領は4日にドイツのメルケル首相とロンドンで会談した際、中国との協議は非常に良好に進んでいると述べ、「多くの進展があるだろう」と語った。

香港の鳳凰衛視(フェニックステレビ)によれば、中国の王毅外相は年内に貿易交渉を完了できるかとソウルで問われたのに対し、「状況次第だ。中国のスタンスは極めて明確だ。相互尊重と公平な話し合いに基づく限り、希望はある」と答えた。

一方、崔天凱駐米大使は、米中は貿易に関する意見の相違を解決したいと考えているが、両国を対立させようとする勢力があると述べたと、ロイター通信が報じた。同大使は詳細には触れず、貿易協議に直接言及したわけではないという。

原題:U.S., China Move Closer to Trade Deal Despite Harsh Rhetoric (2)、U.S., China Move Closer to Trade Deal Despite Heated Rhetoric、

U.S., China Move Closer to Trade Deal Despite Harsh Rhetoric (3)(抜粋)

(c)2019 Bloomberg L.P.

Jenny Leonard, Shuping Niu

最終更新:2019/12/5(木) 13:00
Bloomberg

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