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速攻の宇田 vs 粘りの平野 勝負を分けた宇田の度胸<KM東京vs彩たま>

2019/12/6(金) 17:52配信

Rallys

Tリーグの見逃せない名勝負をラリーズ編集部独自の視点で解説する【T.LEAGUE 名場面解説】。今回は12月5日のノジマTリーグ・木下マイスター東京(以下、KM東京)VST.T彩たま(以下、彩たま)の一戦から、第3マッチの宇田幸矢(KM東京)と平野友樹(彩たま)の試合にスポットライトを当てる。

【写真】抜群の勝負度胸を見せた宇田

宇田は、昨年の世界ジュニアシングルス準優勝、今年の世界ジュニアでも混合ダブルスで優勝を果たすなど、戸上隼輔(彩たま)とともに同年代のトップをひた走る若手のホープ。サーブから3球目攻撃、チキータレシーブから4球目攻撃など、速攻が持ち味の選手だ。

対する平野は、2017年全日本選手権シングルスでは、張本智和に勝利し3位に入るなどの実績を持つ、社会人のトッププレイヤー。回転のわかりづらいYGサーブを武器とし、粘り強いラリーで得点を重ねる、ガッツ溢れる選手だ。

今回の試合では、宇田(KM東京)が平野(彩たま)に3-2で勝利したが、それは、宇田の超攻撃卓球vs平野の粘りの卓球という、両者の持ち味を存分に発揮した、見応えのある試合だった。そして、一本で流れが変わるという、卓球の怖さ、そして面白さが垣間見えた試合でもあったと思われる。

それでは、どのように試合が展開していき、どこが勝負のあやであったのか、両者の戦術に注目しながら紐解いていこう。

ノジマTリーグ 木下マイスター東京 対 T.T彩たま:宇田幸矢VS平野友樹

詳細スコア
○宇田幸矢3-2平野友樹
11-9/7-11/8-11/11-6/11-8

1. 緩急自在の平野、得意のYGサーブでチキータを封じる

今回、宇田は、サーブからの3球目、チキータからの4球目で先手を取り、攻め切るということを徹底し、超攻撃卓球という自分の強みを全面に出して戦った。平野は、その宇田に対し、自分の卓球をさせないようサーブレシーブを組み立て、中陣からフォアドライブを打ち込み、粘り強く戦う姿勢を見せた。

第1ゲームを平野は落とし、第2ゲーム、順回転のサーブに宇田のチキータが合っていると見た平野は、中盤から、自身のサーブを得意の、回転の分かりづらいYGサーブに変更。宇田はそれに対し何本かチキータミスが出てしまう。そのチキータが入っても、平野は3球目を宇田のバックサイドに返球し、中陣のラリーに持ち込んだ。

第3ゲームも平野の作戦は変わらない。徹底してフォア前、たまにバックロングにYGサーブを出し、宇田の思い切ったチキータを防いでラリーに持ち込む。

そのラリー戦でも、宇田の前陣速攻を狂わせるため、あえて回転量重視の緩いドライブを打ち、宇田のカウンターミスを誘う。かと思えばチャンスボールにはしっかりスピードドライブを打ち得点する。自在の緩急を見せた平野が、持ち味の粘り強いラリー戦で終始リードを保ち、このゲームを奪った。

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最終更新:2019/12/6(金) 17:52
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