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シロエビ漁 間近で見学 新湊の漁師 来春に団体設立 ブランド力向上へツアー

2019/12/6(金) 1:11配信

北日本新聞

 射水市の新湊漁協所属のシロエビ漁師3人が、新湊沖で漁の見学ツアーなどを行う任意団体「富山湾しろえび倶楽部」を来春設立する。4月の漁解禁に合わせ、ツアーを始める予定。シロエビの価格が下落傾向にあることから、観光事業を通して「富山湾の宝石」と呼ばれるシロエビのブランド力を高め、知名度と価格のアップを目指す。 (新湊支局長・牧田恵利奈)

 設立の準備を進めているのは、高岡市姫野の松本隆司さん(48)と射水市放生津町(新湊)の野口和宏さん(42)、同市桜町(同)の縄井恒さん(41)。富山湾しろえび倶楽部は3人のほか、行政や観光団体、一般サポーターらの参加も募ることにしており、事務局は新湊漁協に置く。

 県や漁業関係者によると、シロエビの価格は、北陸新幹線開業後に需要の高まりを受けて高騰。しかし、2018年は例年の500トン前後を上回る571トンが水揚げされ、開業効果の反動もあって、価格は高騰時の3割ほどにダウン。開業前の平均的な価格と比べても半値になっているという。

 値崩れの状況に歯止めをかけるため、観光事業に乗り出すことにした。新湊のシロエビ漁船は10隻あり、5隻ずつ2班に分かれて1日おきに操業しており、3人は休漁船に着目。休漁船を利用してシロエビ漁の見学ツアーを実施する方針で、必要な申請などを準備している。

 このほか、富山湾しろえび倶楽部のロゴを製作し、新湊産のシロエビを販売する際に活用して、ブランド化を推進することも検討。新湊のシロエビ漁船は自主的に漁獲制限し、資源管理に努めていることもアピールするという。環境や資源維持に配慮した海産物を国際機関の海洋管理協議会が認証する「海のエコラベル」取得も目指す。

 松本さんは、2月に大阪府で水産物の展示会に参加した際、全国区ではシロエビの知名度が低いと感じたという。「シロエビのブランド化はまだまだ進んでいないと実感した。全国的にPRしていきたい」と話している。

 問い合わせは同倶楽部のメールアドレス、info@shiroebiclub.net

最終更新:2019/12/7(土) 11:30
北日本新聞

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