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東京五輪 ホストタウン境町 移動式宿泊施設整備へ

2019/12/6(金) 10:00配信

茨城新聞クロスアイ

来年の東京オリンピックでアルゼンチン共和国のホストタウンを務める境町は、代表チームやスタッフなどが宿泊するムービングハウス(移動式木造住宅)を、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)境古河インターチェンジ近くに整備する。同ハウスは、大規模災害時には広域避難施設として被災者を受け入れることも想定している。

同町によると、ムービングハウスは一般木造住宅を工場内で製造し、クレーン付きトラックや船舶に載せて設置場所に運送。上下水道、ガス、電気などに接続すれば住むことができる。住宅の基礎部分は平常時は必要だが、災害時は不要となるため、地面に直接置いて応急仮設住宅としても活用できるなどの利点があるという。

同町では、海外アスリートの宿泊に対応できる大型ベッドの導入をはじめ、合宿や体験交流、地域の交流などにも使える食堂とセミナールームを備える考え。

さらに、災害発生時にムービングハウスを全国の被災地に貸し出すことや、町が大規模災害に見舞われたときに、断熱性や居住性に優れたムービングハウス仕様の応急仮設住宅を日本ムービングハウス協会(北海道千歳市)から迅速に確保し、設置することができるとしている。

整備地は、将来的には工業団地や公園とする開発地域。設営する同ハウスは2棟。木造2階建てで、計47部屋を備える。総事業費は約3億5千万円。国の地方創生拠点整備交付金で50%を賄い、残りは交付税措置やふるさと納税で充当する。

基礎部分の起工式が今月3日、現地で行われた。橋本正裕町長は「災害時に日本全体で助け合う新たな仕組みを境町から発信していきたい。ムービングハウスを活用し、地方の活性化や防災施策の推進につなげていきたい」と話した。(小室雅一)

茨城新聞社

最終更新:2019/12/6(金) 10:10
茨城新聞クロスアイ

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