ここから本文です

東京オリンピック・錦織と大坂がダブルスで金をめざす?! 日本に最初のメダルをもたらしたのは...<後編>

2019/12/6(金) 12:15配信

THE TENNIS DAILY

東京オリンピックに錦織圭(日本/日清食品)と大坂なおみ(日本/日清食品)が出場したら、それはテニス選手が、初めてのオリンピックのメダルを日本にもたらしてから、ちょうど100年後のこととなると、米NBC Sportsが伝えている。

【動画】錦織のメガネ姿を大坂が隠し撮り

テニス選手だった熊谷一弥が、オリンピックで日本初のメダルを獲得したのは1920年のこと。そして、2014年に錦織が「全米オープン」で、アジア人男子で初めてグランドスラム決勝進出を果たし、2018年には大坂がやはり「全米オープン」で、四大大会のシングルスで優勝した最初の日本人選手となった。

スポーツジャーナリストの内田暁氏は、錦織の「全米オープン」決勝進出は、大坂の「全米オープン」優勝よりも、日本テニス界にとって大きな瞬間だったとしている。

内田氏はその理由について、「2014年当時、錦織が決勝進出を決めるまでは、テニスの報道は減っていました。テニスファン以外の普通の人々にとっては、それは全く予想もしなかった突然の驚きでした。彼は一晩で時の人となり、それ以降、日本のテニスを取り巻く状況は劇的に変化しました。もし、錦織が決勝進出を果たす前に、大坂がタイトルを獲得していれば、その盛り上がりは今をはるかに超える状況になったかもしれませんが、錦織が大坂より前に決勝を経験していたので、大坂の優勝は確かに歴史的なことだったが、そこまでの驚きではなくなっていたのです」と語っている。

錦織と大坂のもう1つの大きな違いは、錦織は幼少期の大半を日本で過ごしたのに対し、大坂は、ハイチ系アメリカ人の父親と日本人の母親と共に、3歳の時にアメリカへと移り住んだことだ。大坂は日本とアメリカ両国の国籍を持っていたが、日本の法律上、22歳の誕生日までにどちらかの国籍を選択することが義務付けられていたため、今年22才の誕生日を迎える前に、彼女は日本国籍を選択した。

内田氏は、33種目ある東京オリンピックの中で、錦織と大坂のアピールでテニスが注目を集めることができるかどうか確信が持てなかった。「しかし、錦織と大坂が混合ダブルスで一緒にプレーするならば、それは非常に大きなことです」

錦織はすでに、東京オリンピックでシングルスとダブルスに出場予定と伝えられている。ダブルスでは、日本のトップダブルス選手であるマクラクラン勉(日本)とペアを組むようだ。ニュージーランド生まれのマクラクランは、2017年に母親の母国である日本に国籍を変更している。

しかし、錦織は混合ダブルスで出場する可能性を否定しなかった。「全米オープン」前に錦織は、「非常に暑く、湿度が高い中で、シングルスとダブルスに出場して、さらに混合ダブルスでもプレーできるかどうかはわかりません。正直に言うと、まだあまり深く考えていないんです。後でなおみちゃんと話をします」と、彼女に言及していない質問への回答の最後に、大坂の名前を持ち出して微笑んだ。

後にその話を伝え聞いた大坂は「もちろん一緒にプレーしたいわ。テニス人生で、初めてダブルスをちゃんと練習する必要があるかも。東京オリンピックで錦織圭と混合ダブルスに出場して、初戦で負けるなんてあり得ないから。そんなことになったら泣いちゃうわ。実現したら、ある意味で歴史的なできごとだと思う。そのためには、ダブルスを練習しなくちゃ」と語った。

(テニスデイリー編集部)

※写真は2018年「フェドカップ」で戦う大坂なおみ
(Photo by Kiyoshi Ota/Getty Images)

(c)テニスデイリー

最終更新:2019/12/6(金) 13:52
THE TENNIS DAILY

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事