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「OCN モバイル ONE」新料金プランの狙いを聞く C向けeSIMサービスも検討中

2019/12/6(金) 10:10配信

ITmedia Mobile

 NTTコミュニケーションズのMVNOサービスである「OCN モバイル ONE」が、料金プランを大きく見直した。新コースでは1日ごとに容量をカウントする「日次プラン」をなくし、全て1カ月に単位を統一。1GBコースも設け、音声通話込みで1180円(税別、以下同)という低価格を打ち出した。同時に、新コースでは帯域も従来コースとは“別設計”にして、ユーザーの通信速度向上を目指す。

競合格安SIMとの料金比較

 これまでのOCN モバイル ONEは、速度制限時や節約モード利用時の通信速度が200kbpsと高く、これが逆に帯域を消費していた。そのため、新コースでは速度制限を2段階にして、帯域の占有を減らしていく方針。契約中のコース容量の半分までを200kbps、それ以上利用する際にはもう一段の速度制限をかけることで、全体の速度向上を図る。

 かつてはMVNOでシェアトップを誇っていたOCN モバイル ONEだが、ここ数年は大手キャリアのサブブランドや規模の大きなMVNOに押され、「4位」が定位置になりつつあった。新コースの導入で目指すのが、「1位の奪還」だ。そんなOCN モバイル ONEに、新コース投入の狙いや意気込みを伺った。インタビューには、NTTレゾナントでOCN モバイル ONE サービスプロデューサを務める木藤暢俊氏が答えた。

シェア1位の奪還は「もちろん本気」

―― 発表会では、シェアトップを取り戻すというお話がありましたが、現状ではOCN モバイル ONEの上には「UQ mobile」や「IIJmio」がいるため、簡単ではないと思います。まず伺いたいのは、あれがどこまで本気の発言だったのかということです。

木藤氏 もちろん本気です。シェア的には楽天モバイル、UQ mobile、IIJmioが上にいますが、楽天モバイルがMNOに行かれた後は、UQ mobileとIIJmioだけになります。(サブブランドの)UQ mobileは確かに伸びてはいますが、まだまだ追い付けない規模感ではありません。課題となっている販売数や、長く使い続けていただけることを新コースで達成できれば、(シェア1位は)目指せる範囲内だと考えています。

―― とはいえ、特にUQ mobileはサブブランドのため、販路も充実しています。OCN モバイル ONEも、独自ショップなどの可能性はあるのでしょうか。

木藤氏 販路に関しては、現状、量販店さんやゲオさんと親密にコミュニケーションを取らせていただいています。いったん、そこは継続していきたいと考えています。新コースをリリースしてからまだ1週間たっていませんが(インタビューは11月25日に実施)、リアルな店舗での販売は増えてきています。

 また、もともと強みとしていたWebでは、なるべく販管費をかけずに、その分をお客さまに還元してきました。まずは、そこで新コースの強さを含め、見ていきたいと考えています。その後、ライトユーザーがやはりサポートも含めてリアル店舗が必要となれば、そこも検討していきたいと思います。

―― 他のキャリアの場合、例えばauとUQ mobileが両ブランドのショップを持っていますが、ドコモショップとOCN モバイル ONEというのは難しいのでしょうか。

木藤氏 具体的にいうと、禁止行為規制に該当します。法制度が変わらないと難しいですね。

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最終更新:2019/12/6(金) 10:20
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