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東京五輪で首都圏ホテル高騰 通常より13倍も!組織委は4万6千室仮押さえ

2019/12/6(金) 10:00配信

デイリースポーツ

 ホテルがない。部屋があっても…かなり高い。

 予想された事態とはいえ、7月24日~8月9日の五輪期間中とその前後も含めた時期に、首都圏で宿泊料金の高騰が起きている。

 ホテル予約サイトで検索した。「じゃらん」で7月24日から「シングル大人1人」の設定で、競技会場へのアクセスがよい「お台場、汐留、新橋、品川」エリアを探すと、12月1日時点で13軒のホテルに空き室があった。

 最安値で4万円台が4軒で最多。次いで3万円台が3軒。8~10万円台もあったが、平均的な相場は3~4万円台。他社のサイトでも概ね同様だった。

 通常料金と比較した。4万円台の部屋は現在1万円台、3万円台の部屋は6700円などで相場は通常の3~5倍。極端な例では、大人1人素泊まりツインで現在9000円の部屋が11万9500円と13倍以上になっているケースもあった。

 背景には、大会組織委員会が大規模ホテルチェーンなどの部屋を関係者用に仮押さえしていることがある。

 組織委はデイリースポーツの取材に対し、「首都圏1都3県で4万6000室を仮押さえしています。今後、必要な部屋数を確認し、順次リリースしていきます。リリースとは仮押さえの解除をしてホテルに部屋をお返しすることですが、一度に戻すことはできず、利用状況が分かったところから順次リリースします」と説明した。

 競技会場に近い東京・江東区内のホテルに聞いた。担当者は「一般のお客様には『7月から貸し切りです』とご案内しておりまして、今後ご提供できるかは不明です。全フロア貸し切りか、そのうち何フロアかは分かりません。連絡を待って対応します」と明かす。組織委も「業界には『価格が高騰しないように』とお話しさせていただいていますが、お戻し後の部屋に関してはホテルさんの経営判断によります」とした。

 見通しが流動的であることから、情報サイトに掲載された、仮押さえされていないホテルの部屋が確実性や希少価値から高騰している側面がある。関係者への「お・も・て・な・し」が庶民にまで届いているのかと考えてしまう事象でもある。

最終更新:2019/12/6(金) 10:07
デイリースポーツ

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