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男子顔負けの4回転、完璧な演技構成…“異なる武器”で魅せる、ハイレベルな戦いに注目<「GPファイナル」女子展望>

2019/12/6(金) 7:02配信

テレ朝POST

12月5日(木)からイタリアのトリノで開催されている「GPファイナル」。

女子は、全6戦をすべてさらったシニア初挑戦の3名に加え、アリーナ・ザギトワを加えたロシア4名と日本の紀平梨花、アメリカのブレディ・テネルの6名が出場する。

注目のロシア勢2選手が持つ“異なる武器”

出場する女子選手の中では、16歳のアリョーナ・コストルナヤと、15歳のアレクサンドラ・トゥルソワが少しリードする形になっている。

4回転の威力のすごさを、改めて見せつけたのはトゥルソワだった。「カナダ大会」で、SPは3位だったが、FSは男子顔負けの3種類4本の4回転を入れた構成に挑戦。

最初の4回転サルコウこそ転倒したが、それでも基礎点が高くなる後半に入れた4回転トウループからの3連続ジャンプや、3回転ルッツ+3回転ループの得点源となるジャンプもきっちり跳び、世界歴代最高の166・62点を獲得した。

合計も世界最高の241・02点にして優勝と、けた違いの強さを見せつけた。

トゥルソワの弱点は4回転を使えないSPで、3回転ルッツ+3回転ループを後半に持ってくる最大限の構成でも、74点台に止まっていることだ。

それに対してコストルナヤは、4回転はないが、GPシリーズからはトリプルアクセルをSPにも入れ、その効果をしっかり生かしている。

初挑戦だった「フランス大会」ではトリプルアクセルが回転不足になり、次の3回転ルッツもエッジの使い方が明瞭ではないと判定されて76・55点に止まったが、2戦目の「NHK杯」ではしっかり決めるノーミスの滑りで、紀平が「世界国別対抗戦」で出した世界最高得点を更新する85・04点を出している。

コストルナヤの強みは、ジュニア時代から難しいつなぎも入れていたように、初シーズンにもかかわらず、演技構成点がシニアのトップ選手と同じくらいの評価をされていることだ。

「NHK杯」のFSでは、2本目のトリプルアクセルが回転不足と判定されたが、その強みを生かして154・96点を獲得し、合計はトゥルソワに迫る240・00点にして、トゥルソワに対抗する強力なライバルとして浮上してきた。

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最終更新:2019/12/7(土) 8:27
テレ朝POST

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